平昌五輪・入賞は喜ぶべし

高木美帆５位！惜しくも日本勢メダル第１号ならず

　平昌五輪は昨日から本格的に競技が始まり特にメダル量産の期待
がかかる女子スピードスケートは、中距離エースの高木美帆が出場
する女子3000ｍが行われたのだが惜しくも5位で初のメダル獲得は
ならなかった。

　マスコミは高木がW杯カルガリー大会3000ｍで優勝しているので
‘メダル候補で、上手く行けば金メダルも’と持ち上げていたが、
正直言って5位というのは想定の範囲内で健闘した部類だと思う。

　もともと3000ｍというのは日本勢にとって苦戦する種目で、これ
までは94リレハンメルで橋本聖子の6位入賞が最高成績というもの。

　そんな中で同走のアントワネット・デヨングとの競り合いに敗れ
た形で、デヨングは3位だったので勝っていればメダルだったのだ
から惜しいとは思うがオランダ勢が強かったという事だしタイム的
にも悪くない。

　一方で初出場の佐藤綾乃は前半の組である3組で登場し自己ベスト
タイムを出しての8位も素晴らしい成績で、今後が大いに楽しみだと
思うし高木と佐藤の2人入賞というのはリレハンメル以来だから価値
ある入賞だし中距離全体のレベルが上がっている証拠だ。

　ちなみにジャンプNHでも実績では日本チームで最もキャリアが浅い
小林陵侑が7位に入り、02ソルトレイクシティの船木和喜以来のNH入
賞となったわけで若い選手がメダルに届かないまでも入賞というのは
頑張っているのではないか。

　どうしても日本のマスゴミはメダルに届かないと‘メダルを逃した’
と残念がるのだが、冬の競技は紙一重の部分があるためメダルを逃し
ても入賞というのは喜ぶべきだろう。