斎藤佑樹は大丈夫か?

 プロ野球は日本シリーズがたけなわだが、先日東京六大学も 11月1日の
早慶戦で秋のリーグ戦を終えた。

 秋のリーグ戦は早稲田が最終の早慶戦で勝ち点を挙げれば2シーズン
ぶりの優勝が決まるはずだったが、慶應にまさかの連敗を喫して優勝どころ
か4位に終わった。

  問題なのがエースの斎藤佑樹。
 今シーズンは東大・明治・立教には勝ったものの法政と慶應に敗れて3勝
2敗と昨年春と並ぶ不調で、防御率も昨年春は1,75 だったのが今シーズン
は3,08と入学以来初めて3点台になった。

 実は今年の春も4勝2敗で2,25と初めて2点台になっていたのだが、秋は
それ以上に悪かった。
 今年で6シーズン目に入ったのだが、1年・2年の時も春より秋の方が
成績はよく過去2年間は1年が0,78で2年は0,83とよくなっているし特に昨年
秋は7勝1敗という素晴らしい成績だったしチームも斎藤が入学してから昨年
春に2位になったものの2年間で3度優勝していたのだ。

 それが今年は春秋とも優勝を逃したばかりか秋は4位に終っているのが
気になるところ。

 巷では斎藤が早くも来年のドラフトの目玉と言われている。
 確かに06年夏の甲子園以来人気はあるが、気になるのがトーナメントと
違い六大学はリーグ戦。
 今年になって成績を落としているという事は対戦チームが斎藤に慣れて
きているというのも理由の1つだろう。

  大学で慣れられて勝てなくなるという事はプロに入るとそれ以上になる
から、果たしてプロでの活躍ができるのか?という事になるのは明白だ。

 基本的に投球術は素晴らしいし、ペース配分なども上手い。 

 その反面 高校時代で既に完成されている感が強いのも事実だ。 

‘どちらかと言えばプロで大成するのではなくアマチュアのいい選手’ という
声もチラホラ聞こえ始めているが、本当に実力だけで来年のドラフトの目玉
になるかは4年になった来年の投球次第だと思うのだ。

コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (吉法師)
2009-11-05 01:59:50
東京六大学の歴代最多勝利ピッチャーは誰か?
江川?いや違う、同じ法政の先輩・山中正竹投手の48勝(江川は47勝で歴代2位)ところが山中はプロ入りせず、ノンプロの住友金属に進み、そこで選手生活を終えています。投球術は確かに素晴らしい物があったようですが、プロで通用する球威には欠けると見られ、ドラフト指名はされなかったようです。
プロで通用する条件の一つに「直球で打者を打ち取れる球威」があると思いますが、斉藤祐樹の場合、その点に一抹の不安があります。第二の山中正竹になってしまいそうな感じがして、少々心肺ですね。
 
 
 
そういえば… (Unknown)
2009-11-05 20:51:59
ナントカ王子、とかってバカな言葉をマスコミが使い出したのは彼からでしたね
もう3年経つのか…
日本のマスコミのレベルの低さは犯罪的ですね…それに乗せられる奴等もヒドいけど
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2009-11-05 23:39:47
>吉法師様
 山中はアマチュアのいい投手、江川はプロ向きという感じでしたよね。
 スカウトはそこを見極めないといけないでしょう。

 やはりプロで活躍するには、まとまりより荒削りながら凄みがある事でしょう。

>Unknown様
 まさしくマスコミではなく、マスゴミですよ。
 ホントに犯罪的な低レベルで、全く信憑性がないですからね。
 懲りない連中ですよ。
 
 
 
プロでは? (さくらい)
2009-11-06 11:19:33
残念ながら今のままでは厳しいですね。
各球団も実力よりネームで指名するか、早稲田との
繋がりとか、難しい判断ですね。
山中は同い年で一年生のころから見ていましたが
小柄で技巧派の左腕でしたね。当時の法政は一学年上が
田渕、山本、富田の黄金時代で多分にバックにも
恵まれていましたね。ブルペンで投げていた長身の猫背の
投手が江本でした。懐かしいです。
明治も慶応のおかげで優勝できました。
 
 
 
やはりプロ向きではないですか (こーじ)
2009-11-06 23:37:25
>さくらい様 
 明治おめでとうございます。
 やはり私もプロ向きではないと思ってました。
 まさしく山中正竹のような感じですか。

 ちなみに江本は松永玲一監督を嫌ってますね。
 
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