09・FIS世界ノルディック選手権終了

 2月20日から行われていたノルディックスキー世界選手権が日本時間の
昨夜終わった。
 今回はノルディック複合で16年ぶりの金を獲得し、ジャンプ団体でも前回
に続いての銅メダルを獲得。
 またクロスカントリーでもリレーで4位入賞と好成績を挙げた。

 前回の札幌大会では地元開催ながらジャンプ団体で銅メダル1個を獲得
したものの他の種目はクロスカントリーの個人スプリントで夏見円が5位に
入賞したのと、リレーで日本が8位入賞したぐらい。 

 以前も記したが五輪翌年の世界選手権では各国がチームの作り替え
時期という事からか、それなりの成績を残すのだが五輪前年の世界選手
権では93年ファルンと97年トロンハイム以外はぱっとしない成績に終わって
いる。
 基本的に五輪前年に活躍し過ぎると それがピークで、翌年はコンディ
ションが下り坂というケースが多い。
 ところが五輪の前年に活躍できなかった場合は本番でも低迷している
ので、この大会での成績は来年を占う資料となる。

  結果は期待されたジャンプはNH・LHの個人戦で風に恵まれずに入賞
すら逃したものの団体戦では見事に銅メダルを獲得した。
 前回の札幌では開催国でフィンランドのエースであるヤンネ・アホネン
らが相次いで失敗しての‘他力’と言われたが、今回は同じ銅でも実力で
取った形だしオーストリアは別格としてドイツやフィンランドに勝ってのもの
だから大いに価値がある。

 複合団体もアメリカのメンバー1人が失格になったり、フィンランドの
エースが欠場したというのも大きかった。
 だからバンクーバーでも金というのは甘くないかもしれないが個人戦でも
小林や湊が入賞しているので実力は02ソルトレイクシティの頃に比べて
実力は大幅に上がっていると思われる。

 スキー競技の中でもジャンプなどは台との相性やコンディションに左右
されるため、必ずしも最強の選手が勝つわけではないため複合のように
金を取れるとは思わない方がいい。
 ただし金を取れるのだから優勝争いはできるという事は事実だ。

 だからこの成績でバンクーバーは優勝争いを楽しめるレベルになったと
いう事だろう。

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