ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
サッカーW杯とWBC
3月に入り、いよいよ5日からWBCの東京ラウンドが始まる。
今回で2回目のWBCだが、前回同様MLBでは‘非協力的なチームが多い’‘スプリングトレーニングの延長’など、この大会に対するネガティブな論調
が目に付く。
日本でも海老沢泰久氏や谷口源太郎氏などが批判的な事を述べている。
WBCは正直言ってオリンピックにMLBプレーヤーを派遣しないのが原因
で野球が正式種目から外れたため、MLBが主導で国別対抗の世界一を
決める大会を仕方なしに始めたというイメージが強い。
特に保守的な評論家はシーズン前の3月開催やピッチャーの球数制限
などを‘真剣勝負と言えない’という根拠にしている。
ただ王貞治ではないが、大事なのはどんな形でもいいから始める事
なのだ。
アメリカは既にスポーツスケジュールが満載のため、MLBシーズン終了
後に行ってもNBAやNFLが主役になっているので盛り上がる事はない
だろう。
となればバスケットボールNCAA選手権の最中ではあるが、3月に行うと
いうのが一番現実的な開催時期なのだ。
今では隆盛を極めているサッカーW杯でも第1回大会の参加国は
13カ国に過ぎず、ウルグアイ開催という事でヨーロッパの国で参加したのは
フランス・ユーゴ・ルーマニア・ベルギーの僅か4カ国のみ。
第2回・第3回大会はイタリア・フランスとヨーロッパ開催で16に増えた
ものの宗主国のイングランドは参加していない。
イングランドが参加したのは第4回からで、この時は4カ国で行われる
決勝ラウンドに進めなかった。
結局イングランドが優勝したのは自国開催となった第8回のみだ。
運営方式も第2回・第3回大会は16カ国によるオールトーナメントで
行われたが、ブラジルでの第4回大会は決勝ラウンドはリーグ戦で行われ
決勝戦がなかったという珍しい方式だった。
このようにサッカーのW杯でも運営方式を試行錯誤しながら続けていた
からこそ、世界的な大きな大会になったのだ。
それに比べWBCは今度で2回目と、まだまだこれからの大会だ。
確かにアメリカは本気ではなくても、国威発揚としての意味合いを持つ
キューバやMLBに多くの選手を供給しているドミニカやプエルトリコなど
中米諸国のモチベーションは高い。
夏場に開催される五輪はMLBシーズンの真っ最中という事で選手は召集
できないしレギュラーシーズンを中断する事はありえない。
しかも東アジア以上にレベルの高いアメリカ大陸から出場枠が2か3の
五輪より、ドミニカ・プエルトリコ・パナマ・ベネズエラらが揃って出場できる
WBCの方が これからの伸び代はある。
文句を言う前にWBCを五輪以上の大会に
ステータスを上げるように各国が力を合わせて
盛り上げて行くのが大切だと思うのだ。
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