WOWOWのブルース・リー特集が始まる

　今年はブルース・リー生誕80周年という事でWOWOWが、9月
7日からブルース・リー特集をOAするようだ。

　嬉しい事に危機一発から始まり怒りの鉄拳にドラゴンへの道、
死亡遊戯、死亡の塔、燃えよドラゴンの順番でOAされるようだ
からブルース・リーの歴史が分かる構成になっている。

　我が家がWOWOWに加入したのが94年3月だがブルース・リー
特集は何年かに1度OAされていたのだが、ロー・ウェイシリーズ
の危機一発と怒りの鉄拳がなかったり代わりにブルース・リー物
語がOAされたりしているなどNHKのBSプレミアムでの特集の方
が全作揃えていた印象だ。

　さらにWOWOWの特集は順番がグチャグチャだったりと今ひと
つ嬉しくなかったのだが、今回のように製作の時系列順番でのOA
というのは嬉しいものがある。

　そもそも日本での公開潤は74年に最終作の燃えよドラゴンから
始まり、そこから一気に遡って危機一発・怒りの鉄拳とロー・ウ
ェイ版が続き最後にドラゴンへの道となっている。

　そして間を空けてから死亡遊戯～死亡の塔になったわけだが、
特に死亡の塔などはブルース・リーのアクションもないなどブル
ース・リー作品というにはしょぼい内容だ。

　とりあえず最高傑作の燃えよドラゴンで注目を集め完全な香港
映画であるロー・ウェイシリーズを（特に怒りの鉄拳は反日映画
のため）一気に公開し、最後にブルース・リー自らが脚本&監督
を務めたドラゴンへの道という順番にする流れになっていた。

　だから今回のような製作順でのOAというのは珍しいわけで、
こうなると出演俳優にも注目したい。

　例えばブルース・リー作品で怒りの鉄拳とドラゴンへの道のヒロ
インを演じたノラ・ミヤオが危機一発の冒頭でカキ氷売りの娘で出
演しているし、危機一発でボスの息子として出演したトニー・リュ
ウが怒りの鉄拳から燃えよドラゴンまで全部登場していたりという
カルト的な楽しみもある。