久島海を偲ぶ・・・・

死因は虚血性心不全=急死の田子ノ浦親方―大相撲(時事通信) - goo ニュース

 昨日の夕方PCを開いていたらニュースで「田子ノ浦親方吐血して心肺停止
状態で病院に搬送」と載っていたので驚いたし、心肺停止なら助からないだろう
と思っていたら ほどなく死亡のニュースが載っていた。


 田子ノ浦親方こと久嶋啓太は私よりも学年は2つ下だが彼の名前はアマチュア
時代から轟いていたし、高校生ながらスポーツニュースでも取り上げられていた
のを覚えている。


 とにかくでかいのが印象深く実際 高校時代で186cm・160㌔という堂々たる
体格で‘こんなのが年下か’などと友人達と言っていたし、こういうヤツこそ横綱
になるのだな・・・などと思ったりしていた。


 ところが本人は角界入りの意思はなく日大に進んだのだが ここでも3年連続の
学生横綱を含めて28個という史上最多のタイトルを獲得、ここでも教師志望で
角界入りに消極的だったものの最終的に出羽の海部屋に入門する事に。


 ただし鳴り物入りで入門したものの立ち合いの出足の鋭さが今ひとつで脇が
甘く腰高という欠点が致命的で‘小手投げの久島海’と呼ぶぐらい小手投げが
多い力士というイメージしかなかった。


 結局インパクトがあったのは3度の十両優勝ぐらいで三役にも昇進できずに
引退する事になった。


 実は現・井筒親方の逆鉾が
‘いくら取り組み前に気合を入れるといっても、あれだけ体を
バシバシ真っ赤に
なるまで叩くのは気が小さい証拠’
と学生時代の久嶋に ついて雑誌のコラムで語っていたのを覚えているが、
やはり教師志望で角界入りには消極的だったという事は かなり生真面目な
タイプだったのだろう。


 当然ながら昨今の角界の不祥事には人一倍のストレスを感じていたのだろうし、
そのストレスが引き金になっての死去だったのではないかと思ってしまう。


 これを考えると典型的な‘優秀なアマチュア’というタイプでプロ向きでは
なかったのかもしれないし、プロ入りが寿命を縮めた形になったのかもしれない。


 それにしても前日は同い年のホイットニー・ヒューストンが亡くなるし、同世代の
著名人の
訃報は堪える。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
まだ角界がこんなになる前 (柴田真紀)
2012-02-15 00:42:46
『新春大相撲喉自慢』なんて感じの番組に出て、
得意の歌声を披露していた姿が忘れられません。
早すぎる死でした。
冥福を祈ります。
 
 
 
歌も上手かったですからね (こーじ)
2012-02-15 23:12:23
>柴田真紀様
 歌や料理も上手かったみたいですからね。
 相撲界に残らなくても生きて行けたようですから、
余計に夭逝が悔やまれますね。
 
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