ウルトラマンネクサスの特徴は最初にアンファンスと呼ばれる
基本形態でスタートし進化形態のジュネッスにタイプチェンジする
のだが、ここで位相空間であるメタフィールドを展開しビーストと
戦う。
このメタフィールドは一般市民の目には見えないし倒したビース
ト細胞の拡散を防ぐという効果があるのだが、最初に使用した時は
意外にもビースト=ペドレオンを倒しきれてない。
これは変身するデュナミスト・姫矢准が、ウルトラマンの能力を
使いこなせてなかったのではないか。
姫矢が最初にウルトラマンとして戦ったのはEp1の対ペドレオン
ではなく夢の中で遺跡に遭遇し、ウルトラマンに変身したと同時に
出現したガルベロス相手だった。
この時はカラータイマーにあたるエナジーコアから発射するコア
インパルスで倒したし、Ep1では等身大のペドレオンをアンファン
スの姿で一撃で叩き潰して終わっているのだからメタフィールドを
展開せずに戦っている。
ところがEp3でメタフィールドを展開してナイトレーダーの前
から消えた後に大爆発が起こり、変身を解いた姫矢が‘完全に倒し
きれなかった'というセリフを聞くとビーストの倒し方が分かって
ない事を意味している。
ペドレオンはガルベロスとは違い等身大のが合体して巨大化して
いるのだから、ガルベロスを倒したパターンでは倒しきれなかった
のだろう。
ちなみにペドレオンを倒したオーバーレイシュトロームはビース
ト細胞自体を消滅させる反面、自らのエネルギーも消耗するので
使う事に関して躊躇があったのだろうし最初のメタフィールドでの
失敗で最初にネクサスハリケーンで地表にのめり込ませて動きを
止めるという作業が必要になったのではないか。
むしろハヤタや郷秀樹らのように最初からウルトラマンの力を
100%引き出せる方が現実的ではないのかもしれない。