3度も登場した大ダコ

 東宝のゴジラシリーズを含む特撮作品にはタイトルに登場しない
サプライズキャラが登場するのだが、元祖はラドンに登場するヤゴ
怪獣のメガヌロンではないだろうか。

 古代トンボの幼虫メガヌロンはラドンのエサだが冒頭、炭鉱内で
うごめき炭鉱夫を殺害していく凶悪キャラとして観客にインパクト
を与えていた。

 その後は地球防衛軍のモゲラや妖星ゴラスのマグマに南海の大決
闘の大コンドル、キングコングの逆襲の大ウミヘビに84ゴジラのシ
ョッキラスなどが思い浮かぶが複数登場するとなると大ダコだろう。

 何せタイトルに載らないのに3度も登場しているのだ。

 最初はキングコング対ゴジラでコングが住むファロ島に出現する
のだが、コングと戦い頭に絡みつくものの地面に叩き付けられ逃亡
する。

 ゴジラが千島列島のソ連軍基地を壊滅させゴジラの強さを表現し
たのに対し、コングの強さを表現する相手として宛がわれた感じだ。

 その後フランケンシュタイン対バラゴンの海外版では、バラゴン
との戦いで疲弊したフランケンシュタインを湖に引きずり込んで物
語を締めている。

 そしてサンダ対ガイラでは冒頭に密輸船を襲撃し乗組員を捕食し
ようとするが、同じ目的のガイラから妨害され海に叩き込まれて退
場する。

 こうして登場キャラの強さを引き立たせるため、3度も登場して
いるのは珍しいだろう。

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