ウルトラセブンEP48・史上最大の侵略・前編

 いよいよ最終EPに突入。
 冒頭ダンが汗まみれで苦しんでいた、体調が悪そうである。
 こういう時に限って宇宙パトロールの順番が回ってくる。
 不調の原因は‘脈拍360、血圧400、熱が90度以上ある’との事。
 クレー射撃をしても当たらず、バスケットボールでシュートしても入らず、
鉄棒では懸垂すらできない。
 そういう状態だから当然のように、宇宙パトロール中に敵と遭遇しても
攻撃が命中せずに反撃を食い不時着するハメになる。

 これにはダンに一目置いていた宇宙ステーションのクラタ隊長も激怒
した。
‘ケツに火が点いているぞ、不時着して昼寝でもするんだな。防衛軍の
エリートさん’などと言われてしまう。

 体調不良の原因は地球上での戦いで溜まったダメージからのもの
だった。
 これがウルトラマンなら3分という時間制限があるが、セブンは時間
制限がないので長く戦うとダメージも溜まるわけだ。

 その説明に現れたのがセブン上司。
‘これ以上地球に留まり、戦ってダメージを溜めるとM78星雲にも帰れなく
なってしまうぞ’と忠告される。
 しかし、こういう時に限って大事件は起きる。

 ダンが作戦室で当直している時に巨大な宇宙船が地球に接近、クラタ
隊長から報告が入るがダンは激しい耳鳴りで耳が使い物にならず意識
朦朧となっていた。
 気付いたときには巨大宇宙船は大気圏内に突入していた。

 ホーク1号と3号で迎撃するがダメージを与えられず着陸。
 隊員達が取り囲んで攻撃しようとしたときにゴース星人が現れアマギを
ゴースバルーンで拉致してしまう。 
 エレクトロHガンなどで宇宙船を攻撃すると全身真っ赤で口ばしが2つ
ある怪獣・パンドンが出現。
 宇宙船はパンドンを輸送する貨物船だったのだ。

 パンドンの火炎放射でキリヤマ・フルハシ・ソガの3人は火に囲まれ
逃げ場を失う。
更に大岩を持って3人に叩きつけようとするのでダンは意を決して変身
する。

 火はアンヌが3号で消化剤を撒いて消すがセブンはパンドン相手に
苦戦。
 というのもエメリウム光線は途中で止まり届かない。 
 アイスラッガーを投げようとすると叩き落され、左こめかみにパンチが
入るとセブンはのた打ち回る。

 やはりダメージは大きかったのだ。

 アンヌがミサイル攻撃で援護してできたスキにセブンはアイスラッガーを
拾い上げてパンドンの腕と足を切断して倒すが それまでだった。
 変身を解くとダメージで崩れ落ちたのだった。

  素朴な疑問を1つ。
 サブタイトルは‘史上最大の侵略’だが、前編を見ただけでは単にダン
が これまでの戦いのダメージで体がボロボロになって苦闘するイメージ
しかない。
 ゴース星人は文字通り幽霊の如くウルトラ警備隊の前に現れてゴース
バルーンでアマギ隊員を拉致しただけ。
 あとはパンドンを呼び寄せたぐらいか・・・・ 

 だから‘どこが史上最大の侵略なのか?’と不思議に思っていた。
 とはいえ後編を見るとタイトル通り、一気に人類史上最大のピンチに
見舞われる。

 それにしてもクラタ隊長が久しぶりに登場するものの、過去2回はダン
に対して好意的だったのが一気に辛く当たるようになる。
 過去2回は市川森一作のクラタだったが、今回は金城哲夫なだけに
脚本家によってキャラが替わるのだろうか?

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (いとま)
2008-09-01 21:52:05
火に取り囲まれ大ピンチの隊長以下の隊員たちと、変身するかしないかの葛藤の末、地面に投げつけたウルトラアイに向かって、うつぶせに倒れ込みながら変身する場面が好きです。
感動しますね。
 
 
 
あれは燃えますね (こーじ)
2008-09-02 22:57:12
>いとま様
 変身したら命が危ないと言われながら追い込まれた仲間を救うために変身というのはホントに燃えるシーンです。
 この時に仲間の命を救うために自らのザイルを切った薩摩次郎の姿を思い出したのではないでしょうか!

 叩き付けたウルトラアイを拾うのもきつかったという解釈でしょうかね?あのシーンは。
 
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