ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ファイヤーマンに もっと光を
先日ジャンボーグAについて上げたのだが実は50年前の8日前に
放送が始まったのがファイヤーマンで、コチラも円谷プロ創立10
周年記念番組だったが残念ながらジャンボーグAに比べて扱いが
今ひとつ。
それもそのはず日曜18:30OAで裏番組が今でも続いているサザ
エさんだったから、そのあおりをモロに受けた番組という形でミ
ラーマンやジャンボーグAに比べて地味な扱いになっている。
ジャンボーグAが子供受けする要素満載の作品だったのに対し、
ファイヤーマンは原点回帰という形で地球の神秘に挑戦というよ
うな大人向けのテーマだったのが余計に拍車をかけている。
つまりウルトラマンティガのような地球産ヒーローだったのだ。
主役は後のアカレンジャー=誠直也をはじめ岸田森や、後のガイ
アをはじめとした特撮作品に多く登場する平泉征に隊長は睦五郎と
名優揃いだった。
劇伴はウルトラシリーズやミラーマンの冬木透だし主題歌は快傑
ライオン丸の小林亜星が作曲するなど、コチラもいかにも円谷作品
という雰囲気だ。
さらに当初の必殺技はウルトラマンのスペシウム光線の如くファ
イヤーフラッシュ一択だったのが、テコ入れで全身炎に包まれて体
当たりするファイヤーダッシュはタロウで話題になったウルトラダ
イナマイトを彷彿させる技が加わる。
結局は円谷プロ特有のマイティジャックから始まる大人をターゲ
ットにしたクオリティの高い作品を作るとヒットしづらいというジ
ンクスが発動した形で、これは同時期のウルトラセブンすらウルト
ラマンらに比べて視聴率的に苦戦した事。
もっともセブンはウルトラどころか円谷作品を代表する作品とし
て名高いし、ウルトラマンネクサスもウルトラ人気投票で8位に入
るほど見直されているのだからファイヤーマンも放送開始50周年と
いう事もあり光が当たって欲しいと思うのだ。
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「ファイヤーマン」は原点回帰に拘ったのも良いですが、何を持っての原点だったのか?ていう見方もできる作品だったと思います。
要するに志は良くても目指す方向を定めていなかったと思うし、同時期の同種の作品に対して意識し過ぎた大変に惜しい作品だったとも思いますね。
何しろ最初の日曜18時半時代の1クールでの登場人物たちがよく口にしていた科学専門用語を放っていた会話は、主要ターゲットの子供たちはおろか大人たちが見ても聞いてもチンプンカンプンであったし、何回か見ないと分からない内容が足枷になってました。
要はモノは良くても扱い方が悪かったという“諸刃の剣”なことをしてしまったんだと思います。
私が以前に語った、「ウルトラマンA」で行った市川森一さんに対しての“難しい内容を分かりやすく説明できなかった”ことについての不満とよく似ていて、この「ファイヤーマン」もそれに値するような気がします。
同時期の粗製乱造の同種作品を意識し過ぎて、却って自身の作品もそれに埋もれてしまったんだと思います。肩に力が入りすぎてましたね、「ファイヤーマン」という作品は。
けど、かといって無味乾燥な作品ではなく、時代の雰囲気抜きにして見て、一介の作品として見れば面白く、やはり何といっても岸田森氏が出ている点でも価値があります!!
その岸田氏の脚本の12話「地球はロボットの墓場」は、ウルトラはおろかどの特撮作品やアニメでも見られない抽象的かつ幻想的でシリアスかつファンタジーな仕上がりになっており、尚且つ岸田氏演じる水島博士の台詞少な目で表情だけで演技する芝居が本当に素晴らしいと思います!!
ラストシーンも衝撃的でしたね。
少々、辛口に評価してしまいましたが、そんな自分も「ファイヤーマン」はよく見ている奴なので悪しからずw
こういう諸刃の刃的作品って円谷のお家芸のようです。
ガイアでも特に前半は難しい科学用語が使われ、カットしている子供に聞くと親までもが分からないと語ってましたからね。
原点回帰はシンプルに怪獣とヒーローの戦いを描きたかったのでしょうが、怪獣が登場する理由や倒す事に対する理不尽さなどが絡むので難しいですよね。
自分が書いた文書の「~抽象的かつ幻想的でシリアスかつファンタジーな仕上がりに~」
よく読めば支離滅裂w。まるで「頭痛が痛い」と言っているようなもんですね。
これは「抽象的かつ幻想的でシリアスに」と言いたかったはずなのでご理解をwww
2つ上がってましたね、削除しました。
いやいや細かい事は気にしなくていいですよ。