毎週水曜日の18:00からOAされているウルトラマン列伝は3月7日からウル
トラマンダイナの最終章が扱われ始めた。
ウルトラマンダイナの最終章は平成シリーズの流れを汲んで3話構成になって
いて、最初にOAするEP・新たなる影で人造ウルトラマン・テラノイドが登場する
ものの敵であるスフィアから乗っ取られゼルガノイドとして敵に回る事になる。
これを見て思い出したのがウルトラマンネクサスのNプロジェクトに登場する
ダーク・ザギ。
ダーク・ザギは20年前にM80さそり座球状星団からやって来た来訪者といわ
れる異星人が自らの星を侵略するスペースビーストから守るために造り上げた
対ビースト用最終兵器。
もともと来訪者の星はスペースビーストの侵略を受けていたのだが、それを
撃退してくれたのが‘光の巨人’ウルトラマンノア。
そのノアを模して造り上げたもののスペースビーストに対抗するために他の
生物を取り込む事で進化する自己進化プログラムを組み込まれていたのが
裏目に出て、自らを光の巨人の模造品と自覚し越えようと考えて倒すべきビー
ストを逆に増やして進化させてしまう。
その結果ザギの脅威に対抗できなくなった来訪者達は自らの星を爆破して
しまうのだが、思えばウルトラマンティガでTPCが永久に凍結した人造ウルトラ
マン計画(通称F計画)を火星基地で再開した人類も同じ轍を踏むところだった
わけだ。
ちなみに両作品とも作者は長谷川圭一だから似たような設定になるのは仕方
ないし、いくら助っ人に助けてもらっても最終的に自らの手で母星を守ろうと考え
人造○○を造りたくなるというのは分からないでもないのだが・・・・