大相撲秋場所終わる

 大相撲秋場所は、1人横綱の白鵬が優勝して終わった。
 話題の朝青龍不在で心配された観客動員も、それな
りの入りで安心したのだが、レベル的には寂しいものだ。
 初日に、いきなり横綱が安馬の首投げに敗れるという
波乱の幕開けだった。
 本命の横綱が初日早々1敗したので、後に続く大関陣に
優勝のチャンスと思いきや先代親方の喪章効果で張り切る
かと思われた琴欧州と琴光喜の佐渡ヶ嶽勢が3日目に敗れ、
あっさり横綱に並ばれてしまった。
 唯一全勝だった千代大海が5日目に敗れると、雪崩現象
のように大関達は全員優勝争いから脱落していく。
’関脇が強い場所は面白い’とはいうけど関脇の安美錦が
中日まで全勝でトップに立つが、9日目から5連敗して脱落。
 新入幕の豪栄道が、11日目まで1敗でトップに立つという
健闘を見せたが上位戦になると自力の差が出た。

 15日間をトータルで見た感想は、正直 朝青龍の存在の
大きさが際だった。
 というのが朝青龍が出場すると、優勝するには1敗までと
いう緊迫感があった。
 ところが朝青龍不在だと妙に空気が緩いのだ。
 白鵬が11日目までに2敗したのも、そのムードに拍車が
かかっていたのだ。
 それに輪をかけたのが不甲斐ない大関陣で’朝青龍がいな
い間に優勝して横綱への足がかりを’などと考えている者は
1人もいないようだ。
 特に対朝青龍戦に連敗続きの琴光喜など、不在の2場所連続
優勝すれば横綱の声がかかる可能性があったのに・・・・・・
 それでも琴光喜は大関で唯一の2桁勝利を挙げたが、白鵬と
並んで横綱候補だった琴欧州など8勝7敗と大関にあるまじき
成績。中日終了時点で早くも3敗、最後の3日間は大関・横綱
戦がなかったにも拘わらず3連敗し7敗したのだ。
 これでは8月に亡くなった先代親方が、墓場から怒って出て
来そうだ。
 千代大海と魁皇のコンビは、正直いつまで保つか分からな
いが先は短そうだから期待できない。
 だからこそ佐渡ヶ嶽勢には頑張って欲しいのだが、このまま
では次回の九州場所も白鵬の独走になりかねない。
 こんな簡単な予想しかできない状況では、観客動員で苦戦し
ている九州場所はかなり厳しい。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
最悪は免れた (屯田兵)
2007-09-23 23:37:05
簡単に横綱が二敗したから豪栄道にまけたら11勝4敗の優勝もあるぞっ



と想像しちゃったよ。



今の大関はただ古いたまーに10、勝てる 昔の竜反町のような(わかります?この例え)
 
 
 
分かりますよ (こーじ)
2007-09-25 00:02:45
>屯田兵幸雄様
 さすがに幕内最高優勝が、4敗で決まるのは恥ですよね。
 
 
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