SGMは意外に凄い!

 円谷作品を中心に防衛チームが、いろいろと登場したが
ミラーマンに登場したSGM(サイエンス・ガード・メンバー)は
地味だが、意外に凄いのだ。
 創始者は国際宇宙物理学の権威・御手洗博士で、影の惑星X
からの侵略を察知し対抗するために結成された科学組織。
 本部は御手洗博士の邸宅の地下30mにあり、近代科学の粋を
集めた装置が設置されている。
 冷静沈着な元・刑事の村上浩がチーフで、藤本武・安田秀彦
・野村由起の4人のメンバーからなる。
 当初はインベーダーが、自然現象に見せかけた暗躍を優れた
科学で見破る’怪奇大作戦’のSRIのような性格の組織で、武器
といえば太陽や月の光をエネルギーにしたレーザーガンの一種
であるソル・ガンぐらい。
 ただこれが意外にリアリズムがあって私的によかったのだ。

 ところが26話でスネークキングから襲われて、全滅したかと
思われたが緊急脱出し山間部の基地に移動。
 ここで3機分離合体の戦闘機・ジャンボフェニックスを使って
ミラーマンと共に戦い始めた。
 この時点で他のヒーロー番組と同じ道を進み始めてしまった
のだ。
 地球と衝突させようとしたインベーダーの惑星を粉砕する、
反引力装置を開発したりと、超兵器まで作り出す科学力もあった。
 そして最終回でインベーダーを全滅させて解散と思いきや・・・

 姉妹作品ともいえるジャンボーグAの32話に、突然ジャンボ
フェニックスが登場し村上と安田がジャンボーグAの防衛組織・
PATの助太刀で登場。以後は村上がPATの4代目の隊長となるのだ。
 作品をまたいで登場した防衛組織は、ウルトラマンティガの
GUTSが後番組で続編のウルトラマンダイナの中でスーパーGUTSを
助けるために登場、共闘して強敵のネオ・ジオモスを倒すEPが
あった。
 しかし番組をまたいで登場し、結果的にレギュラーの防衛チー
ムを乗っ取ったのはSGMぐらいだ。
 ここまで変貌した組織は珍しい。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 大相撲秋場所... 渋滞は大変だ! »
 
コメント
 
 
 
理数系から体育会系へ (柴田真紀)
2007-09-24 00:07:01
 SGMというと、このような印象を受けます。
 各メンバーは好きなんですが、いくらなんでも、それまで実験室で化学反応ばっかりやっていた人間が、次の日にいきなり甲子園出場を目指してしまうような違和感です。

 京太郎も、部外者だったのに、特別隊員になったり、クビになったりと忙しかったなぁ~。

 まあ、そのへんのいい加減さも含めて、『ミラーマン』は好きな作品でもあるのですが……。
 
 
 
そうですよね (こーじ)
2007-09-25 00:05:58
>柴田真紀様
 冷静な安田や熱血の藤本などキャラは立ってました。ネクサスならイラストレーターが突然クロムチェスターで出動するようなものですよ。
 淡プロデューサーの作品は、ミラーマンやジャンボーグAなどいずれも主役は部外者ですね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。