今週末からJ1の2ndステージ開幕だが・・・・・

浦和が第1ステージを無敗で締めくくる…G大阪は宇佐美がハット達成／J1・1st最終節

　浦和が無敗で1stステージ優勝したJリーグのJ1は今週末の11日から
2ndステージに入る。

　本来ならワクワクするはずなのだが、どう考えても昨年までの
1シーズン制での後半戦が始まるという感覚で新しいステージが
始まるという高揚感が全くないのが現状だ。

　これも地上波中継の放映権料をエサにしたチャンピオンシップ
制をやりたいばかりの2ステージ制というのが明白で、だからこそ
1stステージで浦和が負けなしで優勝しながら選手達はおろかサポ
ーター達の反応も冷ややかでとても優勝を祝うという雰囲気では
なかった。

　2ステージ制というのは73年から82年までプロ野球のパ・リーグが
行っていたものの2度の優勝争いを楽しめる代わりに、2度の消化試
合がダラダラ続くという弊害の方が大きかったのを覚えている。

　しかも前期優勝したチームが後期は優勝の目がなくなるとプレー
オフに備えて手抜きをしたり、前期の初めから一気に突っ走るチー
ムが出ると早々と優勝を諦め後期に備えたりするなど空辣な戦いが
多くプレーオフの放映権欲しさに行われていたシステムと言われて
いたのだ。

　浦和は昨シーズンほぼ優勝を決めていた状態から大逆転で優勝を
逃しているので雪辱の思いを込めての今シーズンなのだから、たか
だかシーズンの半分を負けずに1位で通過したところで喜びがない
というのは当然の事だろう。

　つまり最大の救いはマスコミが‘無敗の独走優勝’と煽っても
選手やサポーター達が、シーズンの半分を終えただけで全日程を
終えての優勝でなければ喜べないという高い志を持っている事だ。

　とりあえず何事もやって見てダメならば止めればいいので、とり
あえず今シーズンは静観して見るつもりなのだが現在の状況では
2ステージ制はチャンピオンシップ以外の旨みはなさそうだから
スポンサーとの契約切れと同時に廃止するべきだろう。