2024 夏の甲子園・第10日＝優勝候補同士の一戦は

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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bb-tp5-240816-202408160000125

　ベスト16初日の最終日の大会10日目の注目カードは、第1試合の
広陵ー東海大相模

　初戦で熊本工に手こずりながら2－1で逆転勝ちした広陵と富山商
相手に快勝した東海大相模の対戦で、広陵のエース高尾と相模打線
が焦点だが広陵は昨年も同じ神奈川勢の慶應にベスト16で敗れてい
るだけに雪辱戦。

　第2試合は鳥取城北に7－0で完勝した明徳義塾と北陸に同じく快
勝した関東一の対戦で、関東一は得意の機動力を明徳相手に炸裂で
きるか。

　第3試合は長野日大相手に大勝した青森山田打線を聖和学園に、
快勝した石橋が抑えられるか。

　第4試合は智弁和歌山とのタイブレークで競り勝った霞ヶ浦と、
強豪の花巻東に快勝し勢いに乗っている滋賀学園の対戦で霞ヶ浦
の2枚看板が滋賀打線を抑え込めるか。

　第1試合：広陵 1－8 東海大相模　

　2回に広陵は4番&6番の四球と7番のヒットで1アウト満塁から
暴投で先制すると8番も死球で満塁と攻め立てたがスクイズ空振
りでランナーがアウトになり、直後の3回に相模は8番の四球後に
1番&2番の連続死球で1アウト満塁から3番の2点タイムリーで逆転。

　5回には2ベースで出塁した8番が3塁に進み1番がライト前に落し
て追加点を挙げると、2番&3番の長短打で一挙3点を挙げると6回に
も7番からの3連続2ベースで3点を追加し8－1で相模が完勝。

　広陵は2回に先制して1アウト満塁のチャンスにスクイズ空振りで
3塁ランナーが刺されて流れが変わった形で、スクイズ失敗は流れを
変えるという格言を実感する。

　第2試合：明徳義塾 2ー3 関東一

　関東が2回に四球で出塁した4番を7番の2ベースで先制すると明徳
も2回の2アウト満塁を潰すが、3回に1アウトから4番の死球と5番の
ヒットに2アウト後7番の四球で満塁から8番の2点タイムリーで逆転。

　しかし関東は5回に1アウトから2ベースで出塁した8番が2アウト3
塁から2ゴロエラーで追い付くと、6回には四球で出塁した3番を4番
&5番の連打で返して再逆転。

　明徳とすると7回に2番&3番の連打でノーアウト1・2塁から4番の
代打にバントをさせたものの失敗し、最終的に投ゴロとなって3封
され後続もヒット性のゴロをファインプレーされて追い付けなかっ
たのが痛かった。　

　第3試合：青森山田 5ー0 石橋　

　1回に山田はヒットで出塁した2番を1塁に置いて4番の2ランで先制
すると、2回にも6番が歩いて7番のヒットなどで1アウト2・3塁から
9番の2ゴロで返って3－0とリードを広げる。

　石橋も5回まで7安打を放ち特に4回は5番の2ベースなどで1アウト3
塁と攻めるが後続を断たれて得点できず、逆に6回に山田は9番以下の
3連打で1点追加すると7回にも4番&6番の連続2ベースで5点目を挙げ
5－0で青森山田の快勝。

　何といっても1回いきなりの2ランで山田がペースを握ったし、石橋
にしてみると6回以降ノーヒットに抑えられており5回までのチャンス
に1本欲しかった。

　第4試合：霞ヶ浦 2ー6 滋賀学園　

　1回に滋賀は2番&4番の短長打で先制すると3回にも2番のバントを挟
んで1番以下3安打と5番の犠牲フライで2点を追加し4回には2番のタイ
ムリー、5回にも4番&6番の2ベース&3ベースに7番のタイムリーで2点
を追加して6－0と大差を付ける。

　霞ヶ浦は6番が歩き7番&8番のバントエラーで1点を返し、9回にも3番
&4番の連打と5番の3ゴロで2点目を挙げるが時すでに遅し。

　2回に4番の3ベースでノーアウト3塁を得点できていれば、もう少し展
開は変わっていたかもしれない。