仮面ライダーアマゾン放送開始から50年

　今から50年前の昨日74年10月19日に始まったのが、仮面ライダー
アマゾン。

　唐突に始まった雰囲気の作品だが前作の仮面ライダーXが深海開発
用の改造人間カイゾーグでレッドアイザーとパーフェクターを装着
して変身し手持ち武器ライドルを駆使して戦うカイゾーグだったの
に対し、アマゾンは正反対の噛みつきやひっかきを基本にした野生
的な戦い方を駆使して戦うスタイルは対照的なキャラになっている。

　特に必殺技は仮面ライダーやV3にXまで基本的に敵はキック技で
倒していたのだが、アマゾンはひれやフットカッターを使用し相手
をほぼ一刀両断に切り裂く大切断。

　これ最初に見た時は血しぶきが上がるなど迫力満点の決め技で、
コレは凄いと思ったのだが今ではコンプラ違反で描写が厳しくな
っているのではないか。

　とはいえ主役の山本大介は当初変身前は裸の腰箕一丁で歩いて
回るし、南米奥地のアマゾンから貨物船で日本に密航しているの
だから設定からして既にヤバい作品。

　しかも当初は大自然の中で動物とともに育ったため当初、ほと
んど言葉を話すことができずに‘バカヤロー’などの他人の言葉を
マネしつつ日本に馴染んで行くという展開だった。

　一般社会との橋渡しをする係だったのが岡村まさひこ少年で、
文明を知らないアマゾンに日本語や日本の風習を教えた終盤は
アマゾンが日本語を流暢に喋れるようになるわけである。

　ただ僅かライダー史上最短の24話で終わったのだから、かな
り残念な終わり方だった。