ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
万能武器・ウルトラブレスレット投入事情
先日扱ったように帰ってきたウルトラマンはウルトラブレスレッ
トの登場に対して賛否両論があり、ネガティブなイメージとしては
‘帰ってきたウルトラマンはブレスレットの力がなければ勝てない’
的な感じになっていた。
帰ってきたウルトラマンは初代に比べ苦戦するケースが多々あり
4話のキングザウルス三世に初めて敗れたのを皮切りにグドン&ツ
インテールや、シーモンス&シーゴラスにテロチルスと17話中で
4度も敗退している。
これは当初の企画書で前後編モノにする的な書かれ方をしており
ドラマ部分を重要視するという意味になるのだろうが、それゆえに
ウルトラマンの弱さが際立つ事になってしまう。
ブレスレット登場前までの17話ではキングザウルス三世編を除
きウルトラマンが敗れるEPは3度とも前後編モノだったわけで、
これらの3作品は全てメインライターの上原正三作品だし帰ってき
たウルトラマン前半を代表するEPで重厚なものだ。
ところが大人になって見ると面白い3つのEPではあるが子供に
とっては重苦し過ぎる感があり、特に第1期のウルトラマンやセ
ブンの再放送が度々OAされていた事もあって‘こんなはずでは’
という感が強かったのも事実で当然ながら視聴率も第1期に比べ
低かったようだ。
その打開策として初の宇宙怪獣・ベムスターを登場させ強敵ゆえ
新たなアイテムとしてウルトラブレスレットが登場したのだから、
ある意味テコ入れの象徴かもしれない。
18話以降の前後編は37話&38話のナックル星人&ブラックキン
グ編までなく通常通りの内容ではあったが、プルーマ編・キング
マイマイ編・ムルチ編・レオゴン編と続いた11月の名作編と言わ
るシリーズまであったのだ。
それを考えると帰ってきたウルトラマンは脱金城哲夫ウルトラ
を目指した試行錯誤の末に、視聴率の低迷との折り合いをつける
ためのターニングポイントの象徴としてウルトラブレスレットが
あるのではないかと思う。
以後のウルトラにウルトラブレスレットほどの万能武器は登場
しないのも、ブレスレットの代わりにウルトラ兄弟の共演という
新たなテコ入れの要素ができたからではないだろうか。
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