‘総集編’での正体バレについて

 ウルトラマンデッカーはニュージェネ作品同様に箸休め的なEPが
10話に1回程それまでの総集編的なEPが入り、これまでの内容を振
り返っておりトリガーではティガに登場したマスコット的な怪獣の
デバンが紹介していたのに続きトリガーに出演していたメトロン星
人マルゥルが登場している。

 とはいえトリガーの続編という作品の性格上トリガー世界の7年後
の設定を維持しており、TPU技術部に所属し勤務していた特務3課に
帰還してシステムダウンした現在のGUTS-SELECTを訪れるという形
で単なる総集編に終わってないところが注目点だ。

 そして面白いのはマルゥルがアスミ・カナタが、デッカーだと知っ
ていた事。

 システムダウンしたナースデッセイ号の修復作業中カナタと2人っ
きりになった時に、マルゥルがカマをかける形で話しかけカナタが
引っかかってしまう形での正体バレだった。

 その理由としてトリガーに変身していたマナカ・ケンゴの行動パ
ターンとそっくりというのがマルゥルの言い分だが、ウルトラマン
の頃からイデが`ハヤタがウルトラマンではないかと疑ったりゴモラ
編の後編でベータカプセルを紛失したハヤタが変身しようとしてい
なくなった時に‘またいつもの気まぐれか’とアラシが呟くシーンなど
に代表されるように多くの隊員が薄々感づいている描写がある。

 タイミングを見計らって人目に付かないように変身するのだから、
やはり事情を知らない面々からは不信がられても仕方ない。

 それを怪獣や宇宙人に対する豊富な知識を持ちGUTS-SELECTでマ
ナカ・ケンゴと同じチームだったマルゥルが気付かないわけがない、
という製作スタッフの考えからカナタの正体バレにつながったのだ
ろうが箸休め的なEPで触れるのも単なる総集編と思ったら侮りがた
しである。

 このカナタの正体を知ったマルゥルが最終EPで、どう生かされる
のか?という楽しみも出てきた。

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