日本男子柔道は80㌔から上が問題だ

七戸が銀メダル―世界柔道=田知本愛は連続銅(時事通信) - goo ニュース

 ロシアのチェリャビンスクで行なわれている柔道の世界選手権は
昨日が個人戦の最終日で、日本男子は七戸龍が決勝で絶対王者のテ
ディ・リネールに敗れたものの大内狩りで横倒しにするなど健闘し
銀メダルを獲得。

 最終的に男子は金:2、銀:1、銅:1と4つのメダルを獲得した事に
なる。

 今大会は100㌔級で代表を送れなかった事から6階級中4階級で
のメダル獲得なのだが、81㌔は5位で90㌔は順位なしという結果
を見ると柔道もレスリング同様80㌔からの壁に悩まされるのかも
しれない。

 日本人が出場する格闘技種目で最重量級の優勝はレスリングでは
76モントリオールの伊達治一郎が74㌔級で、プロボクシングでは
約73㌔のミドル級だしアマチュアボクシングでも同じく村田諒太の
ミドル級で全て70㌔台。

 日本柔道の中量級といえば藤猪省太や吉田秀彦らが挙げられるが
78㌔級が81㌔級に、86㌔級が90㌔級に変更されてからは80㌔~
90㌔の間での優勝は平成以降では00シドニーの瀧本誠ぐらい。

 一方 旧95㌔級は井上康生の登場まで須貝等や世界選手権で優勝
したぐらいで、86㌔級と並んで日本のアキレス腱とも言われていた
ように伝統的に苦戦している。

 とりあえず73㌔級までの軽い3階級は今回の高藤のような不運は
あったものの最低でもメダルを取れるレベルなのに対し、81㌔から
上は残念ながら何とかメダルに届くぐらいの実力なのだろうから日本
柔道界を上げて80㌔から上の階級の強化に取り組まないと期待できる
のは軽量級だけという状態が続くだろう。

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