北京 後遺症

 早いもので北京五輪が終わってから3週間が経つ。
 この間にサッカーW杯のアジア最終予選というビッグイベントが行われた
以外は、これまで通りのパターンに戻った。
 午前中にMLB中継があり、夜はプロ野球の結果に一喜一憂するはず
だったのだが・・・・・・正直言って私のノリが悪い。

 これは北京後遺症以外の何ものでもない!

 特に野球である。

 星野ジャパンが4位と惨敗したので、半年後に迫ったWBCの監督を誰に
するか?という話題が先行してプロ野球どころではない。
 本来ならレギュラーシーズンは残り1ヶ月だからクライマックス・シリーズ
に向けてチームの勢いをつけないといけない時期だし、報道もMLBやプロ
野球のプレーオフ進出争いを中心にシフトするべきである。


 となればWBC監督の話題は日本シリーズ終了後に盛り上がると思われ
たが、北京での惨敗で屈辱を雪ぐのはWBCしかないというロジックで‘誰が
監督になるのか?’というのが話題の中心になっている。

 MLBに目を移すと松井秀喜のNYヤンキースのプレーオフ進出は、ほぼ
絶望だし イチローのシアトルもイチローのシーズン200安打以外に話題は
ない。
 あとは松坂大輔や岡島秀樹のボストンと岩村のタンパの優勝争いか。

 結局レベルが低いとはいえ五輪の野球は負けたら終わりの真剣勝負。
 3位でもプレーオフに進める日本野球が混戦模様になっても盛り上がり
に欠けるし、MLBでも9月までは全勝を意識して戦うようなマネをしない。 

 北島康介が‘もはや五輪でないと燃えない’と言っていたのは、4年間溜
めたエネルギー放出するような緊迫感は五輪でしか味わえないという事。

 ただし、ここまでの緊迫感のある勝負は‘4年に1度’というインターバル
でないと体がもたないし、プロ野球が五輪のような集中力でレギュラーシー
ズンを過ごしたら大変だろう。

 それを考えると五輪というのは罪なものである。

 

 

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