ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ホームランを侮るなかれ!
今日行われたホークス対ライオンズ戦で、ホークスはライオンズ相手に
10安打を放ちながら1点も取れず0-1で敗れた。
好投していた和田毅は10回2アウトランナー無しから、細川の一発に
泣いた形である。
打線が看板のはずのホークスが9月に入ってマーリンズ戦以外は最多で
4点しか取ってないのだ。
得点力不足の背景にホームラン数の激減がある。
実は2年前のWBCの2次リーグで韓国に敗れた直後に王貞治監督が
‘クリーンアップにホームランがなく破壊力を発揮できなかった’とコメント
している。
これは韓国に敗れて1勝2敗となってSファイナル進出が ほぼ絶望となった
直後のコメントだ。
その後、奇跡的にSファイナルに残った日本は優勝し、特にファイナル
ではホームランなしで10点取ったので‘スモールベースボールが世界を
制した’とマスコミは大騒ぎした。
しかしSファイナルの韓国戦では0-0で迎えた7回にPHの福留が打った
先制2ランで流れを引き寄せたのを忘れている。
また今回の北京五輪でも韓国に敗れたのは、いずれもホームランだ。
予選リーグでは和田が李大植に打たれた2ランで流れを手放し、 Sファイ
ナルでは李承の2ランで息の根を止められた。
基本的に日本の野球関係者はホームランで点を取るのを病的に嫌う。
どうしてもホームランというのは個人プレーで、チームプレーと言う名の
団体行動を取りたがる日本人に受けるのは‘つなぎの野球’だ。
これは王貞治が現役時代に‘ヒットの延長がホームラン’と言わざるを
得なかったのを見ても分かるだろう。
ホームランが嫌われているのを証明するのが、かつての長嶋ジャイアン
ツで‘4番打者コレクション’と揶揄された。
ところが国際試合やビッグゲームにおいて点が入らず膠着状態に陥った
とき‘注意するのはエラーと一発ですね’と解説者達は100% 言う。
そう、
膠着状態に決着をつけるのはホームランだ。
ではエラーはどうか?
Sファイナルの韓国戦を見ても分かるように、前回の試合でホームランを
打たれた李大植を徹底的にマークした日本はボールを中心に攻めて
ホームランは打たれなかったが全打席歩かせリズムを悪くしている。
つまり守備のリズムが悪いとエラーが頻発するのだがリズムを悪くする
のは四死球、四死球を出すのはバッテリーに‘ホームランを打たれたく
ない’という心理が働くケースが最も多いと思う。
アテネとWBCと北京のクリーンアップを比べると北京のクリーンアップが
最もホームランからは程遠いメンバーなのは一目瞭然。
ただ前記した王貞治のWBCでのコメントを星野が理解していたら、こんな
クリーンアップは組まなかったのでは?と思えてしまう。
‘国際試合で一発は そうそう出ない’
‘球場が広いので一発は捨てて、
つなぎの野球をするべき’
といったもっともらしいセオリーは昨今の野球では役立ってないのが現状だ。
やはりホームランは大事なのだ!
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相手の心をへし折る効果がありますよね。
やはりホームランを打てる選手がいないとプレッシャーがかかりませんし、ホームランを打てる打者がつながないとダメですよ。
振らずに、当てに行くことの方が重要なソフトボールでさえ、結局はホームランが試合を決めることが多い。
サッカーの場合でも、日本の決定力不足はロングシュートを打てるパワーに欠けているのが原因と思うのですが、いかがでしょう?
相手の心をへし折る!俺もこの言葉、大好きです。
逆に心をへし折られさえしなければ勝機も生まれる。
心も脳味噌も体の一部だと思うのは間違えでしょうか?
ボクシングなどではコツコツ当てても一発でひっくり返されますのでね。
やはりパンチ力があるのは魅力ですよ。
ロングやミドルシュートの精度が高ければ、引いて守られる事が減ってきますよね。
決定力不足はFWの能力だけではないと私も思いますよ。
やはり最後は精神力ですが、それを精神力を叩き潰すのが一発と言うのはまぎれもない事実でしょう。
心=脳=体は心技体というのと同じと思ってます。