Episode 27：祈り ・プレーヤー

　憐とイラストレーターの吉良沢優が知り合いだったという意外な事が
分かるし、闇の巨人が出ない代わりにアンノンウンハンドという謎の存在が
登場する。

  そして憐と弧門やMPのメンバーである野々宮瑞生のファーストコンタクト
のEPでもある。

　新たに出現したビースト・グランテラは体表が固くクロムチェスターの攻撃
を受け付けない。
　ジュネッスブルーにタイプチェンジしたウルトラマンはメタフィールドを展開
するとスピード感溢れる戦いぶりを見せる。
 ‘速い’と弧門は驚嘆し‘やるじゃない’とイラストレーターも呟く。

　ただ徐々にグランテラも力を発揮し始めウルトラマンを援護するべくメタ
フィールドに突入したチェスターから攻撃を受けたグランテラは、δに狙いを
定めて光弾を発射するとウルトラマンが体を張って食い止めたがダメージを
負う。
　それでも光弾をシュトロームソードで切り払いパーティクルフェザーでダメー
ジを与えた後にクロスレイシュトロームを撃とうとした時に突如メタフィールド
上空に黒雲が立ち込めグランテラを回収してしまう。

　弧門は本能的にデュナミストの存在を感知し森の中を走る憐を発見し
追いかけるて憐の住んでいる部屋を突き止めた。
　ところが中を覗いていたところ隠れていた憐から襲われ格闘になる。

‘あんたか、オレの事 調べていたのは？’
‘君は誰なんだ？何者なんだ？’と憐は後ろから首を絞められながら
問いかける弧門が自分を監視していた者ではない事を悟った途端、気が
抜けたのか力尽きて倒れた。

 　倒れた憐を介抱していた弧門はウルトラマンがグランテラの光弾を受けた
右肩と同じ場所をケガしているのを見つけ憐がデュナミストだという事を察知
した。
　そして手当てを施して目覚めた憐に自分が元レスキュー隊員だった事を
告げる。
 ‘傷が塞がるまで暴れない事、手当ては確かだよ’

　ここで弧門が元レスキューだった事が生きてくるが、憐からバックを取ら
れて締め上げられるのはナイトレーダーの現役隊員としては いかがな
ものか？
 弧門もデュナミスト＝姫矢という図式が頭にあるので憐のような若者が
デュナミストだとは想像できなかったのだろうが・・・・・

 　互いに自己紹介を済ませて弧門は立ち去ろうとするが、憐の秘密に
ついては黙っておく事を約束。
　ちなみに弧門はバイトを休むと針巣に告げたらしいが自分を憐の従兄弟と
名乗り、憐から笑われている。

 ‘陽の光や木々や風そんな当たり前の物の中にいるだけで憐は
とても嬉しそうだった。
　ボクは憐がなぜそんな翳りのない目をしていたのかその時は
分からなかった’

 　その頃MPでは野々宮瑞生が沙耶から憐の監視をするよう命令を受
けるが憐の写真を見た瑞生は遊園地にいた男だという事に気付いた。

　一方ナイトレーダー本部では凪が隊長に‘なぜ徹底的に新しいデュナ
ミストを捜索しなかったのか’と詰め寄り、個人で捜索した弧門にも
‘デュナミストに会ったのか？’と詰問。
　弧門は‘会ってない’とウソをつくが‘新たなデュナミストが姫矢と
同じような人間とは限らない。
　力を手に入れたため闇に引き込まれる人間もいる’
と溝呂木の事を示唆する。

　部屋に戻った弧門はダラスの入管から憐の身分証明が調べられると
考えてTLTのデータベースにアクセスするが情報がシールドされていて
小さくgroupP.Pの文字が。
　そこでgroupP.Pを検索するものの機密事項でロックされていた。

　瑞生は遊園地で憐の監視を始めたが、他にも別に憐を監視している者を
発見し その事を考えていたら憐と鉢合わせしてしまい立ち去ろうとしたが
憐に付きまとわれる。

　どうやら憐から自分の正体を知られてしまったらしいし、それどころか沙耶
からの電話を受けていて自分の名前まで覚えられてしまうのだ。
‘瑞生はさぁ、記憶を消した人のためにいつも
祈るの？’
　2度と悪夢が甦らないように・・・・って’とアイスを食べながら尋ねらた
瑞生は逃げ去るのだ。

 　イラストレーターはミーティングで
‘グランテラを回収した闇をダークフィールドの一種’と説明し、未知の敵が
現れた事を示唆。
　ミーティング終了時に弧門はイラストレーターにgroupP.Pについて尋ね
るが、慌てて消えてしまう。

　そしてCICで憐の写真を見ていたイラストレーターの所に憐が現れ
‘久しぶりじゃん、優’と言うと‘2年半ぶりかな’と応えるのだった。