リネールの三連覇を阻んだ要素の一つは


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/sports/20210730-567-OYT1T50181

 昨日行われた東京五輪の男子柔道100㌔超級でロンドン&リオ五
輪の金メダリストだったテディ・リネールが、準々決勝でロシアの
タメルラン・バシャエフから延長戦で隅落としで敗れた事により野
村忠宏以来の五輪三連覇に失敗した。

 リネールといえば18歳9カ月で07年世界選手権に出場して優勝し
08北京こそ準決勝で敗れ銅メダルに終わるものの、12ロンドンと
16リオの2大会連続金メダルを獲得していた。

 得意技は内股や大外刈りに隅返しで全盛時は無敵の強さを見せて
いたのだが、リオの頃からは相手への指導を引き出し指導3つで反則
勝ちするという狡猾な戦い方が目立っていたのだ。

 そのリネールの三連覇を阻んだ要素の1つが、ルール変更にある
と思う。

 5年前のリオでは決勝で原沢久喜相手に中盤までに指導2つを取る
と終盤は安全策に徹したおかげで指導1つをもらうのだが、そのまま
時間を空費して逃げ切った試合あたりが問題になったのは想像に難
くない。

 その結果リオ五輪終了後に本戦終了までに指導2つまででは決着
せずゴールデンスコアに持ち越しにするなど、指導を取って時間を
空費し本戦内で指導ポイントで勝つスタイルができなくなった。

 日本ではルール変更を嫌う傾向があるし特にルール変更に対応で
きず変更を機に勢いが下降線を辿るケースが目立つが、あらゆる競
技を見ていると基本的にルール変更がない競技の方が珍しいわけで
ルールは変わるものという意識付けがある。

 そしてルール変更というのは1つの国が勝ち過ぎるのを抑止する
ためというのと、より面白くするためというのもあるのを忘れては
いけない。

 そういう意味で柔道のリオ五輪後のルール改正は日本にとって有
利な改正になったのだが、逆に言えば今回の東京で日本が勝ち過ぎ
るとルールが変わる可能性も出て来るわけでパリ五輪に向けて対処
する必要があるだろう。

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