クロアチア侮りがたし


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/football_zone/sports/football_zone-422039

 先日カタールW杯決勝トーナメント1回戦で日本と引き分けPK戦
で準々決勝に進出したクロアチアだが、日本のマスコミなどからは
戦前‘ドイツやスペインに勝った日本だからベルギーならともかくク
ロアチアには勝てるのでは’的な雰囲気があったのも事実。

 だが前回の準優勝国でグループステージも僅か1失点で勝ち上がっ
ているのだから侮れないチームだったし、過去W杯で日本とは2回対
戦し98年は0-1で敗れ06年は0-0で引き分けており1点も取れてない
のが現状だ。

 クロアチアのW杯出場キャリアは98フランスが初出場だから日本
と同時期に出場し始めたわけで98年は3位、前回18年は準優勝とい
う輝かしい実績を残しており決勝トーナメントには今回を含めて3
度進出し全て突破しているという勝負強さを持っているのだから侮
れない相手だった事が分かるだろう。

 私が最初にクロアチアを意識したのは96年のヨーロッパ選手権で
ポルトガル・デンマーク・トルコと同じグループに入り、2位通過
ならベスト8で優勝候補のドイツと対戦が予想されるため1位通過し
たいはずが連勝で迎えた3戦目でメンバーを落とし敗れると敗退が
決まる可能性があったポルトガルに敗れて2位通過となりベスト8の
相手がドイツになる。

 ここでミロスラヴ・ブラゼビッチ監督は‘我々はドイツと初戦で
戦いたかったので希望通り’と語ったので呆れていたら確かに1-2
で敗れたのだが同点に追いついた直後に退場者を出しながらボール
を保持し続けたのはクロアチアだったし、2年後のW杯ベスト8で
再戦し4-0で勝っているのだから決して強がりでもなかった。
 
 考えてみればトーナメント初戦なら警告累積やケガ人で出場停止
者が出ておらずベストコンディションで戦えるし、優勝するにはど
こかでドイツと対戦するのだから早い方がいいという事だった。

 それだけのメンタリティを持ったチームだからしたたかだし、
対戦相手の弱点を徹底的に突いてくるのだからやりにくい相手だ
というのが分かる。

 以前中田英寿が97年にジョホールバルでイランとアジア第3代表
決定戦の相手がイランだった事について‘イランでよかった’と語り、
その理由として‘イランには負ける可能性もあったけど勝てる可能
性もあったのに対し、同じグループだったUAEには負ける気はしな
いけど勝てる気もしなかった’と語っており実際最終寄席の同じグ
ループで2戦連続で引き分けている。

 それを考えると今回のW杯で言えばドイツやスペインがイラン
で、クロアチアはUAEだという事になるわけで怖さはないが相当
手強い相手だったというのが分かるので次回以降の日本はこうい
う国に確実に勝てるようにしなければならないだろう。

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