メイウェザー対パッキャオ戦、5月に=ボクシング(時事通信) - goo ニュース
昨日の新聞にボクシングの5階級制覇王者のフロイド・メイウェ
ザーと6階級制覇王者のマニー・パッキャオが日本時間の5月3日に
ラスベガスで対戦する事が決まったという記事が載っていた。
ボクシングファンにとっては待望のカードで、ファイトマネーも
両者合わせて240億にもなる正真正銘のビッグマッチだ。
ただ個人的には嬉しい反面、大いに不安があるのも事実。
最大の理由はメイウェザー37歳、パッキャオ36歳という両者の年
齢で悪く言えば賞味期限切れっぽい感じもするのだ。
強打が売りのパッキャオだが09年のミゲール・コット戦以降はKO
勝ちがなく、反対に12年には宿敵のファン・マヌエル・マルケスから
痛烈なカウンターを食って失神KO負けするなど一時の勢いはない。
メイウェザーも最近はライバル不在という事情からか卓越した防御
だけは相変わらずだが、適当にポイントをかすめ取って判定勝ちとい
う試合に終始しているのが実情でワクワク感からは程遠い。
どちらかといえば確実に勝てる相手としかやらないメイウェザー
にしてみるとピークを過ぎた今のパッキャオならKO負けのリスクが
低く、確実にポイントをピックアップして120-108勝ちになると
いうのが一番予想できるシナリオだろう。
待望のビッグマッチが試合前までの盛り上がりとは裏腹にフタを
開けると両者の衰えばかりが目立ち、全く面白味のない試合ぶりに
物悲しさを感じた89年12月のシュガー・レイ・レナードとロベル
ト・デュランの3戦目のようになる可能性は高いのだ。
唯一の希望は久々の強敵相手にメイウェザーがモチベーションを
燃やして臨み、パッキャオも被弾覚悟の打ち合いに持ち込んで何が
何でもKO勝ちを狙うという展開になれば少なくとも盛り上がるの
だがメイウェザーが勝つ場合は場内が静かになるのだろうと思うの
だ。