ウルトラマンネクサスの防衛チーム・ナイトレーダーの隊員達の中で、これまで
最も地味で影が薄かったのが石堀光彦。
アナライズ担当という事はウルトラ警備隊のアマギや平成でいえばGUTSの
ヤズミやスーパーGUTSのマイのような役どころになるのだが思えばナイトレー
ダーはTLTの戦闘ユニットチームの1つで、ウルトラマンガイアのチームライトニ
ングのような立場になるので隊員達も あくまで戦闘のプロであってアナライズ
担当者が現場に出る必要はない。
作戦行動中にCICの作戦参謀・吉良沢 優からの指示を受けて行動するという
のもXIGファイターチームが堤チーフからの指示を受けてというのと同じだし、
当初は搭乗するクロムチェスターもα、βの2種類しかなく後からγが投入されて
初めてストライクチェスターになったわけだ。
しかも最初の頃はビーストも等身大か やや大きいぐらいだったのでナイトレー
ダーの戦闘能力もパイロット的能力より地上戦での能力の方が必要だったわけ
で、クロムチェスター自体が現場への移動用の乗り物的な扱いだった。
そういう事になればアナライズが持ち味の石堀が活躍するという事は殆ど無
いし、吉良沢と仕事が被る面は否めない。
ところが今回のEPのようにTLTの組織を知るために北米本部のサーバーに
ハッキングするとなれば石堀のキャラがようやく生きるわけで、むしろ‘こういう時
に活躍しないでどうする’という感じだ。
これは昭和どころかティガ以降でも所属している組織の秘密を調べるなどという
のは無かった事で、当然ながら吉良沢に協力を頼むのは無理だから石堀の存在
は貴重だろう。