某衣料品店ビルの解体工事が終わり

 昨年10月からアーケード内にある元衣料品店の、解体工事が始
まり、2月上旬に終わったようで更地になり時代の流れを感じる。

 この衣料品店は商店街の中でも顔ともいうべき存在でアーケード
内に男性用&女性用、そして総合の店までありジャンボショップと
呼ばれ2階にまでも販売フロアがあったのだ。

 この本店ともいうべきジャンボショップは私が幼稚園の頃に当時
としては珍しい鉄筋コンクリートの3階建てのビル形式で建てられ、
建造中にはクレーン車が来て作業をしていたのを遊びがてら喜んで
見ていたのを思い出すし何と言っても地元商店街初のエスカレータ
ーが付いた店だったわけだ。

 小学校入学前に母や祖母らが隣町や小倉に福岡のデパートへの買
い物に付いて行っていた時に楽しみにしていた一つがエスカレータ
ーで、歩かずに上階に上がれるというのは子供心に尿に嬉しく感じ
たものだったし地元にないのが寂しくもあった。

 それが地元の商店街にできたわけで子供心に嬉しさもあっただけ
でなく下り階段の踊り場には当時としては珍しかったコカ・コーラ
ボトラーズの自販機があり、当時の瓶コーラやファンタは30円で私
の1日の小遣いも30円だったのでここに行ってエスカレーターに乗
って遊んだついでにファンタグレープを飲むのが楽しみだった。

 まぁ友達と上りエスカレーターを駆け下りて店員さんに注意され、
それでも聞かなかったため最後はスイッチを切られて止められた事
なども今となってはいい思い出だ。

 また買い物に行った時に有線のBGMで、西城秀樹や沢田研二らの
ヒット曲がいつも流れていたので‘今〇〇が〇〇を歌っている’という
のも分かったりしていた。

 それが閉店間際になると2階を閉鎖したためエスカレーターを衝
立で隠していたし、BGMはヒット曲ではなく綾小路きみまろの漫
談が流れていたのだから時代の流れや客層の変化を嫌でも実感す
るものだった。

 閉店後は商店街イベントのひなめぐりで ひな人形の展示会場に
なっていたり、5月の神幸祭の神楽の会場になっていたりしたので
解体後は神楽などを どこで行うのか?と思ったりもするのである。

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