ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
贔屓的な感情は判断を鈍らせる
先日‘徳光和夫が日本シリーズの方がワールドシリーズより面白
かった’という私見を語ったネタからの続きだが、この件で思い出
すのが16年ほど前に亡くなった熱烈なジャイアンツファンの話。
当時70代だったそのお客さんは熱烈なジャイアンツファンで、
自宅では読売新聞だけでなくスポーツ紙の報知新聞も定期購読し
ておりTVはCSのG+まで引いて四六時中ジャイアンツ情報を仕入
れていた。
だからかジャイアンツに都合のいい話ばかりを真に受けた発言
が多かったのだが、03年に前年ぶっちぎりの日本一から3位に終
わると‘ジャイアンツを捨てた松井秀喜がA級戦犯’と激怒していた。
曰く‘通用するわけないのに恩義のあるジャイアンツを捨てMLB
に行ったので、どんなもんかとTVで見てもパワーが全然違うから
150㌔越えする速球なんかにも付いて行けてない’との事。
実際はMLBに移籍した松井は150㌔越えの球は打てるけど140㌔
台前半の動くボールを日本では経験してないので、苦戦していた
という事だったしHRこそ16本だったが打率,287で打点106など1
年目からすれば見事な成績だったわけだ。
さらに03年オフの時点だが監督としては原辰徳より堀内恒夫の
方が相応しいと高く評価しており、その理由が解説者としてのコ
メントが素晴らしいという事で‘歴史に名を残す立派な監督になる’
とぶち上げていたのだが・・・・・
清原和博をはじめとした主力選手達と度々衝突しチームをまと
めきれずに低迷し、2年目には守れるけど全く打てないゲーブ・
キャプラーの獲得を熱望し当然のように打てず1カ月で解雇され
るなど散々な成績で優勝できず2年で解雇と別の意味で歴史に名を
残してしまった。
つまり報知新聞など読売系メディアからの情報にどっぷりと浸か
り、他のメディアからの情報を自らの願望の混じったバイアスをか
けて見ていたらこうなるという典型的な例だった。
« 今日は立冬と... | やはり横綱・... » |
コメント |
コメントはありません。 |
![]() |
コメントを投稿する |
![]() |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |