日本の2010年南アフリカW杯予選終了

 今日メルボルンで行われた2010南アフリカW杯アジア最終予選で日本は
オーストラリアに先制したものの、後半2点を奪われ逆転負けを喫して2位で
最終予選を終えた。 

 前半は立ち上がりに攻め込まれたものの10分過ぎから膠着状態に入り、
40分にCKから闘莉王のヘッドで幸先よく先制。
 W杯予選でオーストラリアから初得点を挙げた。

 ところが後半に入るとロングボールやセットプレーで押し込まれ、59分と
76分にセットプレーからケーヒルに決められ逆転され逃げ切られたの
だった。

 共にW杯出場を決めて迎えた消化試合ともいえる最終戦。
 共にベストとはいえないメンバーでの戦いは、勝って1位通過を目指す日本
と地元での最終戦を勝って終わりたいオーストラリア。
 持ち味の早いパスワークで攻めたい日本だが攻撃の起点となるボランチの遠藤と長谷部に司令塔の中村俊輔までが不在だとこうなるのかと思わせる
内容だった。

 更に中沢が欠場していたので高さで対抗できるのが闘莉王ぐらいしかいな
い状態では空中戦は厳しい。
 特に同点のシーンでは闘莉王が2人の選手に挟まれていた。 

 ‘ベスト4を狙う’と岡田監督は宣言していたが、今のままでは難しいだろう。

 もっとも11年前のフランスW杯でアルゼンチン・クロアチア・ジャマイカ相手
に‘1勝1敗1分が目標’と言って‘敗北思想’と非難されたのが岡田監督。
 今にして思えばジャマイカ相手に1勝し、アルゼンチン・クロアチアのどち
らかから引き分けというのは当時の代表からすれば妥当な目標だったと
思う。 

 ドイツW杯ではクロアチア相手に引き分けて海外でのW杯初の勝ち点を
挙げているから、それを上回れば4年前より進化したという事になるだろう。 

 ベスト4という目標を達成するためにはグループリーグを突破しないといけ
ない。
 日本をはじめとしたアジア代表は第4シードだろうから第3シードのチーム
から1勝を挙げ、第1・第2シードのチーム相手に勝ち点を挙げるというのが
当面の現実的な目標になるのではないか。 

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