モーグルが、認知された日

 10年前の今日、2月11日に行われた長野五輪の女子
モーグル決勝で里谷多英が予選11位から一気に逆転
して金メダルを獲得。モーグルという競技が世間一般に
認知された日である。

  私的にはモーグルは4年前のリレハンメル94で、当時
18歳だった里谷多英が11位に入ったし、今シーズンの
W杯ランキングでは8位だったので‘運がよければメダルに
届くか?’とは思っていた。
 そして大会前には上村愛子が、某清涼飲料CMに出演
して注目されていた。
 8日に行われた予選では荒天の中で里谷が11位、上村が
 13位で通過していたのだ。

  午前中に行われたノルディクスキーのジャンプNHでは、
金メダルはおろか複数メダルも期待されたが1回目に1位
だった本命の原田雅彦が、風待ちで待たされたのが微妙に
影響したのか失敗し5位。
 船木和喜が2本目に一時トップに立ったものの、数センチ
差でソイニネンに及ばず銀に終わっていた。

  4番目に登場した上村が、素晴らしい滑りとエアでトップに
立つと6番目に登場した里谷は更に素晴らしいスピードと
エアで滑り、この時点でトップ。 里谷1位、上村2位となった。

 そして残りの10人の滑りを待つのだが、里谷の順位が下がら
ないのだ。
 残り2人の時点で里谷は、まだトップ。これでメダル確定。
 そして予選トップだった選手が滑るのだが、里谷を上回れずに
遂に里谷の金メダルが決まった。
 上村も7位入賞だった。

  里谷多英の金メダルで、一気に日本でも認知されたモーグル
だったが4年後の02ソルトレイクシティではメダルを期待された
上村が6位に沈んだのに対し、里谷は勝負強さを発揮して4位と
0.5ポイント差で銅メダルを獲得した。 

 ただ2年前の06トリノでは大会前にスキャンダルで騒がれた 
里谷は9位に沈み‘今度こそ表彰台’と期待された上村も5位に
終わった。

 確かに里谷と上村の2枚看板は魅力的だが、彼女達に続く生きの
いい選手が出てこないという現状は問題である。
‘上村愛子が、いなくなったらダメ’という事だけにはなって欲しくない
のであるが・・・・

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (コー)
2008-02-12 02:26:57
自分の知識不足もありますが、上村・里谷以外は聞きませんね。もうそろそろ聞こえても良い時期ですね。

次の大会で名前を聞くぐらいでないと本当にこの2人で終わりそうな気がします。
 
 
 
そうでしょう (こーじ)
2008-02-12 23:49:02
>コー様
 さすがに3大会連続で同じ面子だと‘他にいないのか?’という事になりますよね。
 他を取り上げないマスコミも悪いですけど。
 伊藤みきという選手がいますが、成績も20位ですので いよいよ目立ちませんよ。
 
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