凄過ぎる投手を抱えるデメリット

 今シーズンのプロ野球の話題の1つに、マリーンズの佐々木朗希
の存在がある。

 何せ4月10日のバファローズ戦でパーフェクトゲームを達成した
だけでなく、翌週のファイターズ戦も8回終了時点でパーフェクト
継続という凄まじいピッチングをしていたのを9回から降板させて
野球ファンの話題を二分していた。

 7月9日現在で勝ち星こそハーラー4位タイの6勝だが防御率1,48、
勝率,857、奪三振124と3部門で1位と素晴らしい内容で、これだけ
エースが素晴らしい投球をしているとマリーンズさぞかし強いだ
ろうと思うのだが80試合終了時点で40勝40敗1分で4位と今ひとつ
の成績である。

 マスコミは‘佐々木朗希凄い!’ばかりしか強調しないので敢えて
デメリットを記してみる。

 スポーツの世界ではミックスアップといって凄い選手同士で競る
事により凄い記録や好勝負が生まれるというが、8回までパーフェク
トを継続しながら9回は登板しなかった4月17日のファイターズ戦が
いい例でマッチアップした上沢直之も7回まで4安打2四死球8奪三振
と素晴らしい投球を見せている。

 マリーンズの野手にしてみると佐々木がパーフェクトに抑えてい
る間に何とか1点をと思うが上沢も良過ぎるし、パーフェクト継続
中だからミスもできないというプレッシャーが打撃のリズムをも崩
すという展開だったのではないか。

 しかも佐々木は100球程で降板するので継投になるものの後から
登板する投手は相手打者からすると当然ながら打ちやすいだろうし、
相手からすれば早く降板させるべく球数を投げさせればいいと思う
だろう。

 ここまで佐々木は13試合に先発し先述したように6勝を挙げてい
るのだが、登板日のマリーンズは7勝6敗と今ひとつ勝ち切れてな
いし負けた試合で佐々木が投げている間の得点は6試合計5点&最高
3点で無得点は3試合と援護できてないのが分かる。

 つまり佐々木朗希のような凄過ぎる投手がいるというのはアド
バンテージのように見えるが、一方で意外なデメリットもあると
思うのだ。

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