2日目までに早くも横綱&三役全員に土

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20220711-0267

　昨日から始まった大相撲名古屋場所は2日目を終えて横綱・大関
だけでなく、関脇・小結までのいわゆる三役陣までが全員土が付
き波乱のスタートとなっている。

　以前も記したように今場所はケガがちの横綱・照ノ富士の後継者
としてだれが次期横綱に相応しい相撲を取るか、というのが焦点と
語っていたしカド番2人の大関陣か元気のいい大関を狙う関脇陣の
せめぎ合いと思っていたので早くも先が思いやられる状況だ。

　初日にカド番大関の1人・御嶽海は勝ったものの残る横綱～関脇
陣が全員敗れる波乱のスタートだったのが、今日2日目には御嶽海
まで敗れ昨日横綱に勝った小結・阿炎や豊昇龍までが敗れたため
早くも小結まで全勝がいなくなった形である。

　特に悲惨なのがカド番の正代で琴ノ若&隆の勝に連敗する形に
なっており今場所前から出稽古が解禁されたという事で、出稽古
で鍛えていた正代には朗報だったが効果は全く見えておらず大関
死守へ早くも暗雲垂れ込めている形だ。

　もっとも正代は後半調子を上げるタイプで実際、春場所は6日
目を終えて1勝5敗から勝ち越して大関の座を死守しているのを
考えると‘まだ分からない’のだろうが覇気のなさが目立つのが気
がかりだ。

　横綱・照ノ富士も2日目に勝ったものの霧馬山相手に手こずっ
ており膝の故障もあって楽観視はできないし、大関陣も貴景勝
は相変わらず強い時は素晴らしい一方意外にもろく安定感に欠
ける。

　一方ポスト大関の関脇陣も連敗スタートで特に大栄翔らは前
半から勝って波に乗りたいところだが、このままでは今場所足
踏みでまた来場所1からスタートになりかねない。

　こうなると2枚目で連勝スタートの琴ノ若か、3段目で今日復
帰戦を白星で飾った元大関・朝乃山に期待するしかないのだろ
うか？と思う。