亀田戦の不祥事の黒幕

 昨日行われたWBCフライ級タイトルマッチは、悲惨な内容
となった。
 なにしろ挑戦者の亀田大毅が繰り出すレスリング行為の
オンパレードは、ボクシングの世界戦というより異種格闘技
戦の様相を呈していた。
 一夜明けて、これまで亀田家擁護一辺倒だったマスコミが
手のひらを返すように大毅叩きが始まった。
 確かに大毅がやった反則オンパレードは、反則負け以外の
何ものでもない。
 しかし彼もとりあえずボクサーの端くれである。
 何であんな暴挙に至ったのか考えてみたい。

 リングでの反則といえば、97年6月に世界ヘビー級タイトル
マッチでマイク・タイソンがイベンダー・ホリフィールド戦で
ホリフィールドの耳を噛みちぎったのが有名だ。
 これは前年の11月に激戦の末敗れたタイソンが’同じ相手に
続けて負けてはいけない’というプレッシャーからの反則だっ
たわけだ。
 
 これと同じ事が亀田家に起きたのではないかと思うのだ。
 早くから亀田3兄弟として注目されていた亀田一家は、TV局の
バックアップを受けていた。
 TV局が確実に倒せる相手を連れてきて対戦させ倒していくので
’無敵の兄弟’というイメージを作り売り出した。 
 ボクシング界も辰吉以来のカリスマスターが欲しかったようで
亀田ブームに拍車をかけたのだ。
 キャッチフレーズが「亀田とKOはセットや」などと、いうもの。
 おかげで’亀田家の家族の絆’というのが強調され’亀田家が
やる事は全て正しい’などという流れができたのだ。
 心あるファンは、これにもの凄い違和感を持ったが普段ボクシ
ングをまともに見ない一般の視聴者は、メディアに乗せられて
’無敵の亀田’の虚像に乗せられたのだ。
 
 考えてみると世界戦で長男の興毅が、ランダエダに幸運な判定
勝ちしたときに「オレに負けは許されん、負けたら終わりや」と
泣きながら言っていたのを思い出す。
 つまりTV局の全面的なバックアップを得て、スターになった代
償として’無敵の亀田兄弟’という虚像に支配される事になった
のだ。
 それでも兄の興毅は、何とか与えられた課題をこなせたのだが、
兄より才能で劣る弟のプレッシャーは計り知れなかっただろう。
 
 今回の不祥事の黒幕は、スターを作りたいボクシングに全く愛
情のないTV局と、それに乗せられたヤ○ザ・オヤジによるのは
間違いない。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 正義が勝った... ’亀田戦の反響... »
 
コメント
 
 
 
まだいるょ (屯田兵)
2007-10-13 05:06:40
電通とかもね しっかり稼いだから いつでも切っていい状態らしいとか。

TBSもいつまでも騙せないから切りたいみたいなんだけどね、



内藤選手側にTBSの天敵三木谷の仲間達がバックアップしてたらしいとか



電通に逆らえない(仕事無くすから)もん、 提灯持ちするしかないでしょ



ところがみんな引きはじめたね確かに(みの、テリー)
 
 
 
なるほど (こーじ)
2007-10-13 23:26:28
>屯田兵様
 確かに、みなさん亀田一家から引き始めましたね。
 でも彼らの変わり身の早さというのは、感心します。節操がないというべきでしょうか・・・・・。
 電通以外にも、いろんな企業がサポートしてましたからね。勝ち馬に乗るみたいな感じで。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。