セ・パ交流戦優勝のためには2勝1敗ペースで

ソフトバンク・上林、逆転2ラン 交流戦単独最多7本目

 今年のプロ野球セ・パ交流戦は17日にスワローズがファイターズ
に5-1で勝ち最高勝率を飾るだけでなく、前年最下位から巻き返し
てのドラマチックな結末だった

 一方で交流戦3連覇中だったホークスは昨日スワローズとの最終
戦を上林誠知の2ランで逆転勝ちし11勝7敗で終えたので、勝率1位
のスワローズとは1勝差だったわけで惜しいのだが悔やまれるのは
2週目の神宮とナゴヤドームでの5試合を4連敗を含む1勝4敗で終え
た事。

 こうして見ると交流戦というのは単なる3週連続の6連戦ではな
く、中期決戦的な性格があると実感する。

 今シーズンのホークスは岩嵜翔&デニス・サファテというブルペ
ンの鉄壁エース2人が開幕早々に離脱したのを含め故障者の続出で
交流戦に入った時点で勝率5割だったため最高勝率は難しいだろう
と思っていたし、12年のように下手すると大きく負け越す可能性も
あったわけで特に甲子園での初戦は千賀滉大の復帰がズレてしまい
本来なら負け試合の中継ぎ担当の岡本健をタイガースのエース:ラ
ンディ・メッセンジャーにぶつける事になった。

 ところがタイガースの打撃不調にも助けられ1-0で辛勝すると、
ここから波に乗り昨年の日本シリーズの再戦となった福岡でのベイ
スターズ戦も3連勝して好調なスタートを切ったのだった。

 2週目は交流戦を苦手にしているスワローズとドラゴンズ相手だ
ったのだが神宮でのG1こそ摂津正が打たれて完敗し雨で1日順延
の後、3-2でリードして迎えた9回裏にクローザーの森唯人がウラ
ジミール・バレンティンに同点HRを浴びて追い付かれ10回に押し
出しサヨナラ負けで連敗。

 これでリズムが狂い週末の名古屋では前日0-6から逆転サヨナラ
勝ちし勢いに乗ったドラゴンズ相手に連敗し、G3を柳田悠岐の活躍
で何とか連敗は止めたが1勝4敗で一気に流れを手放した。

 最終週の福岡6連戦はジャイアンツ戦が1勝2敗、週末のカープ
戦は2勝1敗と4カードぶりに勝ち越したのだがジャイアンツは前
カードで初戦を落とした後に連勝して乗り込んできたのに対して、
カープはバファローズに3連敗して臨んだわけでホークスとのG2に
敗れて5連敗となったわけだがセ・リーグでトップを走っているだ
けに2カード連続3連敗はないだろうと思っていたから2勝1敗と
いうのは順当な数字だろう。

 ちなみに交流戦のシステムが現行の3週連続6連戦になってから
4年目になるが、過去3年間の最高勝率の数字は一昨年の13勝4敗
1分で残りは12勝6敗という2勝1敗ペースでクリアすれば自ずと
交流戦最高勝率になるというのが分かる。

 それを考えるとホークスにとって神宮での3連戦が雨で1試合流
れただけでなく連敗したというのが痛いし、1週目の貯金を食い潰
す事になったと思われる。

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