EP22とEP33の相似点

　ウルトラマンネクサスのEp33のラストで市街地上空に出現したビースト・メガ
フラシに対して憐はウルトラマンに変身して立ち向かって行くシーンで終わるの
だが、これと似たようなシーンがEp22のラストで異形の海から伸びるクトゥーラ
の触手から人々を守るために姫矢が恵を振り切って変身して立ち向かうシーン。

　Ep22ではTLTに拘束されてウルトラマンの記憶を取り出すためにビースト
振動波を照射されて一時心停止に陥った姫矢が恵の所に現れ彼女の部屋で
休息するなど文字通り嵐の前の静けさとなる休息を描いていたような内容
だった。

　一方のEp33は葉月の仲介？のおかげで憐の瑞生に対する気持ちがハッキ
リし、それに呼応するような感じでメガフラシが登場して人間を捕食するべく
上空に吸い上げ始める。

　昔の侍は死地に赴く時には身辺整理をして いつ死んでも悔いのないように
準備していたというが、姫矢編の場合は最終決戦前に穏やかな時を過ごすEPが
あったので憐編でもそれが描かれているという事だろう。

　それまでは山間部などに入り込んだ人間を捕食するだけだったビーストが市街
地に出現しているのを考えると、市街地の破壊シーンという見どころが希薄だった
ネクサスでも市街地破壊シーンが登場するので いよいよクライマックスに入って
きたと考えていた。

　姫矢の場合は変身して戦う事によるダメージの蓄積が、憐の場合はアポトー
シスが起き始めるというタイムリミットを背負っての緊迫感が見事に描かれて
いるネクサスだからクライマックスは よけいに盛り上がるのだろうと思う。