松井秀喜:これぞ4番の仕事

松井秀サヨナラ打=福留、岩村が1号-米大リーグ(時事通信) - goo ニュース

 今日アナハイムで行われたLA対オークランド戦で松井秀喜は3-3で迎えた
9回裏1アウト1・2塁のチャンスで、ライト線へサヨナラタイムリーを放ち開幕
2戦目からのチームの連敗を4で止めた。

 ミネソタとの開幕戦こそ松井の勝ち越しタイムリーとダメ押しHRで快勝した
LAだったがG2・G3ともにチャンスを生かせず相手の一発に泣く展開で
3連敗すると、昨日行われた2カード目のオークランド戦のG1でも松井が
HRを打ったものの投手陣が打ち込まれて大敗し4連敗で迎えた今日の試合
だった。

 2打席目に先制のタイムリー2ベースを放って主導権を握ったものの、
3打席目にヒットで出塁してノーアウト2・3塁のチャンスを併殺で潰すと
3-1から中継ぎが打たれて追いつかれる嫌な展開。
 9回裏に1アウトからボビー・アブレイユが2ベースで出塁すると左投手という
事で3番のトリー・ハンターが敬遠された1・2塁から松井がライト線へサヨナラ
タイムリーを放ったのだ。

 もともと自力のあるLAだが、やはりホームで5連敗するとムードは悪くなる
ので雰囲気を変える意味でも価値あるサヨナラ勝ちだった。
 これで2勝とも松井が勝利打点を挙げた形になったが、こういう活躍を見て
いるとマイク・ソーシア監督が松井の4番に拘っているのが分かる。

  どうしても日本の無能評論家は‘4番はホームランが必要’などと言って
いるが、生粋のホームランバッターは勝負強さには欠ける。
 長嶋茂雄監督は松井が入団当初には‘王貞治のホームラン記録を抜かせ
たい’と言っていたが2年目以降は‘松井を日本のディマジオにしたい’と
言っていた。

 つまり勝負強い三冠王を狙える打者にしたいという事で、入団2年目に
FAで落合博満を獲得したのも落合を生きた教科書にさせたいという事
だろう。

  少なくとも生粋のホームランバッターにしていたら現在のメジャーでの
活躍はなかったのではないかと思う。
 やはり4番に必要なのは単にホームランを多く打つのではなく、ここぞという
時の勝負強さだという事が分かる。

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