キックの重要性がより増した4年間


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/thedigestweb/sports/thedigestweb-73854

 9月8日に開幕したラグビーW杯は南アフリカが史上最多4度目の
優勝で幕を閉じたのだが、4年前の日本大会から比べて実感したの
がキックの重要性。

 以前も記したように安全性を考慮するためハイタックルの基準が
厳しくなったり、3年以上違う国に滞在して入れば2ヵ国にわたって
代表になれるなどのレギュレーション変更があり技術的には50:22
というタッチキックで出した方のマイボールラインアウトのルール。

 つまり自陣22mライン内から敵陣のバウンドタッチキックか、自
陣から相手陣内22mラインのゴール側にバウンドタッチキックする
とマイボールラインアウトになるというルールが前回W杯後に設定
されていた。

 以前のラグビーはアメリカンフットボール同様にボールを持って
いれば自陣ゴールを背にしても攻撃で、相手をゴール前まで押し込
んでもボールを持ってなければ守備という概念でキックは攻撃権の
放棄的な感覚だった。

 ところが最近はボールポゼッションだけでなく相手陣内でプレー
するエリアマネジメントと2種類の価値観が生まれ、そのためには
敵陣に少しでも早く入るキックが有効になっていた。

 そこでハイパントやボックスキック時に以前ならレシーバーが落
下地点に待ち構えて止まってのキャッチが落下地点に走り込んでの
キャッチになるので蹴った方が勢いがついており、そのまま蹴った
方がボール確保という状況すなわちキックが攻撃権の放棄にならな
いわけだ。

 だから日本がキッキングゲームが得意なイングランドと戦った時
に、せっかくボールを奪いながらハイパントやボックスキックで前
進しようとしても文字通りプレゼントボールになったのはイングラ
ンドのキッキングゲームのレベルが上だったという事だろう。

 それを考えると4年後に日本がベスト8を目指すにはキックの得意
なハーフ団というのが必要不可欠になると思うのだ。

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