今から50年前の今頃はウルトラマンが最終回を控えていたの
だが、最終回の1つ前の38話はQ星で光熱怪獣キーラと戦うEPに
なっている。
ウルトラマンは本来1年間OAされる予定だったのが製作が追い
付かずに39話で打ち切りになっていたわけで、惜しまれながら
終了した形になっているのだが仮に1年間続いていたらどんな
展開になったのか大いに興味が沸く。
ウルトラマンの終盤はウルトラマンと互角の戦いを演じたメフィ
ラス星人をはじめ一旦倒されても体質変化を起こして復活するザラ
ガスに、倒された怪獣達を復活させる事ができるジェロニモンなど
強力な敵が出て来ており38話に登場したキーラは八つ裂き光輪や
スぺシウム光線も効かないという強敵だった。
対する科学特捜隊も怪獣の脳細胞を一撃で破壊するQXガンをは
じめドラコやジェロニモンを倒したスパーク8にスパイダーショッ
トの10倍の威力を持つといわれるニードルS80、Q星でサイゴを倒
したSNKミサイルを搭載したスペースタンクSL77にQ星まで飛行す
る宇宙船・しらとりなど多くの新兵器が登場。
ウルトラマンの武器も基本的にスぺシウム光線や八つ裂き光輪
だったのが31話のケロニア戦ではアタック光線をジェロニモン戦
ではジェロニモンが放った無重力光線を跳ね返すウルトラバリア、
キーラを倒したウルトラサイコキネシスに最終回でゼットンを一
旦拘束したキャッチリングなど新たな武器がどんどん登場している。
つまり敵が強力になったためウルトラマンの武器や科学特捜隊の
装備が強化されていくわけで残り10話でどこまでレベルアップして
いたのか…今となっては惜しいと思うものである。