錦織、バブリンカに敗れ決勝進出逃す テニス全米OP
日本時間の今朝ニューヨークで行われているテニスの全米OP男子
シングルスのSファイナルで日本の錦織圭はスイスのスタン・ワウリ
ンカにセットカウント1-3で逆転負けし2大会ぶりのファイナル進
出を逃した。
第1セットの第5Gをブレークして6-4で取り好スタートを切った
かに思われた錦織だったが第2セットの第6Gでブレークされるピンチ
を凌いだ後に、第7Gで0-40とリードしながらブレークに失敗して
流れを手放し5-6からの第12Gをブレークされて5-7で落すと流れ
が一気にワウリンカに。
結局 第3セットが4-6、第4セットは2-6と力尽きた形で敗れた
のだったが、やはり2日前のアンディ・マレー戦での4時間に及ぶ
死闘の疲れが残っていたようだ。
更に言えば今年はリオ五輪があって出場した事からスケジュールが
例年以上にタイトになったと思われるし、それゆえの疲れも最終的に
影響したのではないか。
とはいえアンディ・マレーに勝てたのはリオでの銅メダル獲得で勢
いが付いてのものだという見方もあるわけで、そこのところが難しい
といえる。
こういった強豪との戦いの勝敗は紙一重のところがあり仮にワウリ
ンカ戦がQファイナルのコンディションだったら十分勝てた可能性も
ある反面、マレー相手に今日のコンディションで勝てたかどうか怪し
いものではあるが個人的には これまで最も苦手としていたマレーに
初めて5セットマッチで勝った事を喜びたい。
これで今年の4大大会は終了したわけだが、こうして見ていると昨
年こそ初戦で敗退したものの全米が錦織にとって最も相性のいい大会
だと再認識した次第。
後は16日から行われるデビス杯のウクライナ戦に向け英気を養って
欲しいと思うのだ。