84ゴジラから始まる平成ゴジラに登場する人類側のメカで有名な
のがスーパーX。
スーパーXは84ゴジラで2がvsビオランテ、Ⅲがvsデストロイア
と3機登場するわけだからインパクトは強いし、注目すべきは徐々に
進化している事。
最初に登場したスーパーXはゴジラの体内の核分裂反応を抑える
ためにカドミウム弾を搭載しているのが特徴だった。
2は基地からの遠隔操作で操縦し主な武器は先端にゴジラの熱線を
集束して撃ち返すファイヤーミラーが装備されていた。
もっともスーパーXはカドミウム弾を撃ち尽くし2もファイヤー
ミラーが損傷して使えなくなると、通常兵器のみの戦いになりゴジラ
相手には通用しなかった。
ただスーパーXのファイヤーミラーなどのテクノロジーは対ゴジラ
特別チームであるGフォースに受け継がれ、メカゴジラやMOGERA
に流用されたのに対し自衛隊は原発事故などの対策用としてⅢを制作
していた。
だからⅢの場合は2と違って有人で装備も基本は冷凍兵器で武装
されていて、2のファイヤーミラーがあった場所からは冷凍ビームが
発射される。
とりあえずゴジラの暴走を抑えるために使われたのだが、結果的に
ゴジラと戦ったデストロイアをも倒すほどの能力を持った兵器となる
のを考えると84年の初号機からの11年の進化が窺えるではないか。
ちなみにスーパーXのテーマはスーパーXが小六禮次郎で2は すぎ
やまこういち、Ⅲは伊福部昭とそれぞれ違うのも特徴だ。