先日タイガーマスク最終回のラストで流れたBGMが本来の菊池
俊輔作品ではなく、菊池氏が師事した木下忠司作曲のちびっ子レミ
と名犬カピのラストに流れた曲の流用版というのが分かった。
ちびっ子レミと名犬カピを調べてみると70年の東映まんがまつりの
中でタイガーマスクなどと同時上映された家なき子をベースにした
作品で、東映まんがまつりといえば当時は私もよく行っていたので
見た事があるのかと思って動画サイトで流れていたダイジェストで
見た事を思い出した。
というのも途中で死んでしまうカピの先輩の猿が逆立ちを披露し
仲間に威張るシーンがあったので逆立ちに憧れ、家に帰ってマネを
したところ食器棚のガラス戸に倒れ込んでしまい膝を大ケガしたと
いう苦い経験があったのだ。
考えてみれば逆立ちはバランス感覚が大事なので下手がすると
倒れてしまうし実際に劇中でもカピが失敗して倒れているのを見て
いるのだから食器棚の前でやる事ではないはずだが、それだけ劇中
での猿の逆立ちが上手くインパクトが強かったという事になる。
失敗は成功の元というがガラスの破片でのケガの大変さを身を持
って体験して以来、逆立ちをする時は必ず壁に向かってやるように
したのは言うまでもない。
それにしても大門大吾が亡くなる時やラストで伊達直人が ちびっ
こハウスの子供達に思いを残しながら飛行機で旅立つシーンに流れた
曲が、レミが母親と対面し涙を流しながら抱き合うシーンに流れる曲
だったというのは本当に意外だった。