アンノンウンハンドは本体か？操られている物体か？

　ウルトラマンネクサスEp33・忘却－A,D、2004の冒頭でアン
ノンウンハンドが、TLTの基地最深部にあるSECTION-0に侵入
しようとするも自動防御システムに阻まれるというシーンがあっ
た。

　アンノンウンハンドといえば千樹憐編になってから登場し当初
ウルトラマンとビーストとの戦いの最中に現れ、ビーストのエネ
ルギー値を上昇させ再生・進化を行う謎のエネルギー体というイ
メージの一方でウルトラマンが戦っている場面以外では登場しな
い感じだった。

　それが突如TLT‐J内部の最深部にあるSECTION-0に侵入しよう
としているのだから、前回のラストで溝呂木眞也が凪に‘敵はお前
達の傍にいる’と警告したのを思い起こさせるような事態だ。

　TLT－J内部に裏切り者がいるのを仄めかせていた最初の事件は
姫矢准の体から取り出した光のエネルギーを利用してネクサスの
オーバー・レイ・シュトロームと同じ威力を持つウルティメット
・バニッシャーのデータを消去された事で、終焉の地での決戦の
1回限りしか使えなくなったわけだから当然ながら基地内に敵が
いるという事が示唆されていた。

　しかも溝呂木の発言なのだから当時の視聴者は‘誰が裏切り者
か？’という犯人捜しが話題になっていた一方で、アンノウンウ
ンハンド自体が本体なのか何者かに操られているのか？といった
疑念も浮かんで来る。

　仮に何者かが操っていたのなら前回のラストでパソコン画面に
向かって歴代デュナミスト達の画像を見ながら‘目覚めの時は近い’
と呟く謎の男がいたのだが、その男が何者なのか？という疑念が
浮かんだりと伏線が張られまくっていたネクサス終盤の謎解きを
楽しむ状態になっていたのだ。