マニー・パッキャオ王座奪還

パッキャオが王座奪還=ボクシング(時事通信) - goo ニュース

 日本時間の今日ラスベガスのMGMグランドガーデンで行われた
WBO
ウエルター級タイトルマッチは元王者のマニー・パッキャオが
2年前
の6月に敗れたティモシー・ブラッドリーに3-0の判定勝ちで
王座
返り咲きを果たした。

 試合はパッキャオが仕掛けブラッドリーが迎え撃つ展開で始まり
攻勢に出たパッキャオが4Rに右のカウンターを直撃されてグラつく
と、そこからは思い切った左を打ち込む事なく試合は進んだのに
対しブラッドリーも途中から右足を負傷したためパッキャオが手数
で攻めブラッドリーが強いパンチで迎え撃つパターンで試合は進む。
 
 結局116-112が2人と118-110が1人の3-0の判定で
パッキャオと
なったのだが、パッキャオの代名詞ともいえる左の強打
が4Rにカウ
ンターを食ってからは激減してしまう。

 思えば12年の12月にマルケスから左強打を打ち込みに行った
とこ
ろに右のカウンター一発を食って失神KO負けしているので、
4Rに貰
ったブラッドリーの右で そのトラウマが出たのかもしれない。

 それ以降はブラッドリーが6Rぐらいから右足を痛めたのに乗じて
手数で攻めるもののカウンターを警戒して深追いをせずに安全運転
に徹して勝ちに拘った感じだ。

 これは12年にブラッドリーとマルケスに連敗しており今回も敗れ
る事があれば危機的状態になるわけだからビッグネーム相手の連敗
だけは避けようとしたのだろう。

 パッキャオ=KOという図式が我々ファンに刷り込まれているが、
パッキャオのKO勝ちは09年11月にミゲール・コットを12RでTKO
した
のが最後で現在36歳で国会議員を兼ねている状況を考慮
すればKOに
拘る戦いは無理ではないかと思ってしまう。

 だから前回 際どい判定で敗れたブラッドリーに完勝したという
事だけでも喜ばしい事ではないだろうか。

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