怪奇大作戦・セカンドファイル総括

　GW前半の楽しみはBS-2でOAされていた怪奇大作戦・
セカンドファイルだった。
　3日連続で見たのだが期待に違わぬ面白さだった。
　本来なら今週の初めにこのネタはUPするはずがソガ
隊員の思わぬ訃報のため今日まで延期していたのだ。
　詳しい感想は先週続けてUPしたので省くが、オリジ
ナル版の骨格ともいえる要素がしっかりしていたので
安心して見る事ができた。
　面白いのが‘ゼウスの銃爪’の清水崇や‘人喰い樹’
の中田秀夫といったジャパニーズホラー作品の監督が
演出している事である。
　考えてみるとある意味怪奇大作戦は視聴者を怖がら
せないといけないのでホラー系の監督が演出するのは
必然だ。
　もっとも‘昭和幻燈小路’は脚本に故・実相寺監督
が拘わっていたので実相寺ワールドになっていたが。
　キャスティングも悪くなかったと思う。
　ウルトラマンマックスに変身していたトウマ・カイト
役の青山草太の野村というのは当初？だったが三沢を
演るには線が細いし、牧のキャラでもない。
　寺田農は町田警部というよりも犯人役の方が似合い
そうだった（人喰い樹の春名誠の父親でもいい）。
　そして最も問題だったのが牧史郎。
　西島秀俊が演じていたのだが岸田森と同じようなマネ
は絶対に無理だと思っていたが幸い独自の牧史郎を創り
上げていて安心した。
　１つだけ注文をつけると西島秀俊はカッコよすぎだ。
　三沢役を演ってもいいのでは？と思っていたぐらい熱
い所があったし、少し怪しげな所もないと牧ではない。
もっとも微妙な怪しさを演じれるのは岸田森しかいない
ので無理な話ではあるが。
　先日も書いたが続編がぜひ見てみたいもの。
　国営放送のみなさんお願いします！