ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ボクシングファンは20年前と今では どっちが幸せか?
今から20年前の第2日曜日の89年12月10日に後楽園ホールで行われたWBAウエルター級タイトルマッチで、1位の尾崎富士雄はロス五輪金メダ
リストの王者:マーク・ブリーランドに挑戦したが目を切られて出血TKO負けを
喫し、世界挑戦19連続失敗というワーストで80年代を終えたのだった。
尾崎は前年の88年2月にアトランテッィクシティで当時の王者: マーロン・
スターリングに挑戦し敗れたものの善戦したので期待が大きかっただけに、
あそこまで一方的にやられるとは思わなかった。
それにしても88年1月の六車がウィルフレド・バスケスと死闘を演じた
ものの引き分けで失敗して以来、神代・尾崎・横沢・大橋・内田・畑中・六車・
小見山・小林・玉熊・杉谷・松村・平仲・井岡・大鵬らが次々と挑戦に失敗、
その間に唯一の王者だった井岡までがナパに敗れて世界王者が いないと
いう最悪の事態になっていたのだ。
とはいえ国内での挑戦はTV中継があったし、深夜番組では
‘なぜ弱い日本のボクシング’という企画まであった。
それに引き換え2000年代が終わろうとしている現在は亀田・名城・長谷川・
西岡といった世界王者がいる。
特に長谷川は18日に勝てばバンタム級タイトルを10回防衛という金字塔を
立ち上げるし、西岡も5月にメキシコで強敵に逆転KO勝ちで防衛するなど
評価を上げレベルは決して低くない。
にも拘わらず世間は日本タイトルマッチレベルの内藤-亀田戦には強い
関心を示したものの、世界のどこに出してもおかしくないレベルの長谷川
らの世界戦の視聴率は苦戦気味という事実。
強い一流王者がいるのに話題にならない今の状況と、世界戦への注目
度は高かったものの連敗続きだった20年前の状況は どっちがボクシング
ファンにとって幸せだろうか?と思ったりしてしまう。
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ただ、「世間の関心」と言うものが昔よりもレベルが低いと言うかうすっぺらいと言うか。
本当に関心を持っているコア層はすでに地上波から離れているのでは?
地上波に頼らず収入を確保出来るシステムを構築していく事が急務なのではないかと思います。
次回のネタにしようと思っているのですが、どうやらボクシングもWWEのようなショー的なヤツとUFCのような本格派のヤツに分かれていくかもしれません。
WWE系がチ○ピラ一家を擁する赤坂TV。
UFC系が長谷川や西岡ら。ですか。
どうしても地上波に頼るとWWE系になりますからね。