ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
競泳パンパシフィック選手権の報道に ついて
北島 リレーでも銀メダル獲得に貢献(スポーツニッポン) - goo ニュース
夏の甲子園での盛り上がりを尻目に盆明けからカリフォルニア州のアーバ
インで競泳のパンパシフィック選手権が行われていたのだが、04アテネ&08
北京五輪の男子平泳ぎで共に2冠を達成した北島康介が100mと200mの
両種目で優勝し復活を印象付けた。
とはいえ日本が今回獲得した金メダルは北島の2つのみで、他には松田
丈志や昨年の世界選手権の100m背泳ぎの金メダリスト・古賀淳也らが
メダルを獲得したものの入江陵介ら若手選手がパッとせずに終わっている。
今日の新聞には平井ヘッドコーチら首脳陣の‘本気で五輪で金を狙える
のは北島だけか、という状況’という危機感溢れるコメントが印象深いが、
問題なのは今回のパンパシフィック選手権の報道が北島復活ばかりに
偏っている気がしてならないのだ。
今年は北京五輪とロンドン五輪の間の中間年という事で主な大会は
11月に中国で行われるアジア大会と今回のパンパシフィック選手権の
2つで、今大会はアジア大会の選考レースにもなっている。
ある意味 五輪も世界選手権もないので選手達にとって今回のパンパシは
調整レースの意味合いで臨む者が出てもおかしくない状況の中での大会だ。
だから結果に一喜一憂する必要はないのかもしれないが例によって景気
のいい新聞の見出しを飾りやすい北島康介の名前ばかりが目立ち、他の
選手の結果が目立たないのだ。
得意の200m背泳ぎでの銅1つに終わった入江の場合は3月に負った捻挫
の影響から調整不足だったとは思うし、これが五輪の年でなくてよかったと
いい方に考えたい。
ところが問題は女子で、復活した寺川綾が2種目で銀を取ったもののロン
ドン世代の期待の若手である背泳ぎの酒井志穂や平泳ぎの鈴木聡美が
表彰台にすら届いてない。
これは日本選手権で北島に勝ってポスト北島といわれた立石諒も然り。
つまり北島や松田に古賀、寺川らの活躍は想定内だが男女の若手が表彰
台に届かないという現実を しっかり報道するのがメディアの義務だろうと思う
のにメディアは‘北島復活’が最重要事項で、入江ら他の選手達は眼中に
ないようだ。
確かに勝った報道は気分がいいし、負けを報告するのは嫌なものである。
だからといってメディアが勝った報道ばかり
垂れ流すのは戦前の大本営発表と変わらない
ではないか!
平井ヘッドをはじめとした首脳陣が‘ロンドンで北島が中心になってもらっ
ては困る’という発言をしていたのだが、まさしくその通りだ。
勝った報道だけでなく問題点をしっかり炙り出して報道するのがメディアの
責務だと思うのだが・・・・・
PS、女子バレーのWリーグが行われているが今年は深夜枠でしかOAされ
ず、例によってメディアはオランダやイタリアに負けた試合の詳細は殆ど
載せてないのが日本メディアの現状だろう。
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ゴルフでいえば石川遼クンのみの偏向報道・・・。
私は、もちろん北島の勝利に驚嘆の声を上げてますが
一方で
古賀が世界大会と続けてメダルを獲得した事と、松田がコンスタントに表彰台に上がってる事、岸田・藤井が健闘している事が嬉しいですね。
体格差を克服して世界と戦う日本競泳陣、頑張って欲しいと思います。
スター選手の活躍にしか興味を示さない、ある意味
スポーツジャーナリズムの貧困を感じますよ。
松田など就活がかかってますから、どこか彼のスポンサーに名乗りを上げて欲しいものです。
そして早く女子にも元気になって欲しいものですね。
人格的にも素晴らしい青年として、引退後も競技に貢献できる人材と思います。
松田に注目する企業がいることを祈りたいですね。
競泳女子は・・・過渡期でしょうか。
柴田亜衣、中村礼子、中西悠子らメダル組が引退した後
後進メンバーが、世界の高速化に追いついていない状況・・・。
期待の種田恵は、「美人アスリート持ち上げ」の犠牲となり・・・今回は名前も見当たらず。
男女とも10代選手が今回経験を積んだので、とりあえずアジア大会に期待ですね。
高速水着に関しては・・・
そもそもレイザーレーサーを認可したFINAがアホだったと思います
(当初から浮力を指摘されてたのに・・・)
女子は遡れば92バルセロナの頃からメダルを期待されてましたし、96アトランタではメダルラッシュなどの期待まであったのに対し男子は北島が登場するまで
カヤの外的な感じでしたね。
千葉すずや司籐利恵に青山綾理、鹿島瞳など候補は
多かったのにですね。
松田は大いに報われるべきでしょうし、北島同様
選手寿命を伸ばす前例になってほしいですよ。