広島念願、20年目のJ1初制覇=仙台の健闘及ばず(時事通信) - goo ニュース
今シーズンのJ1も残り2節となったが今日 広島はビッグアーチで行われた
C大阪戦で4-1で勝ち、2位の仙台が新潟に0-1で敗れたため広島が悲願
の初優勝を飾った。
今シーズンの広島は仙台と終盤までデッドヒートを繰り広げ残り2節を迎えた
時点で勝ち点差が1だから どう転ぶか分からないし、両チームとも今日が今
シーズン最後のホームゲームだったので順当に行けば共に勝って最終節まで
持ち越すものと思っていた。
もっとも共に対戦相手はJ2校各争いをしているチーム。
広島の相手・C大阪は最悪引き分けが許される状況なのに対し仙台の相手・
新潟の方が残り2試合を連勝するしかないので厳しいのは新潟かもしれないが、
勝ちに来るという事は点を取りやすいのに対し引き分けで勝ち点1でも積み重ね
たいC大阪相手の方が引き分けに持ち込まれる危険性は高いと考えていた。
ところが仙台が開始早々から猛攻を仕掛けて決定的な場面を作るもののシュ
ートがポストに当たったりして得点できずに17分には新潟から先制される。
一方の広島は前半で3-0とリードしたため広島が得失点差で上回っている
ので仙台は引き分けても次節 勝ち点差が3になるため勝たないとダメという状況
に追い込まれた。
結局4-1で広島が完勝したのに対し新潟は1-0で逃げ切り神戸とG大阪の
残留が決まらなかったので最終節に望みをつないだ事になる。
広島は20年前のJリーグ創設時からのメンバーでJリーグ開幕2年目の94年
には現監督の森保一や高木琢也にGK前川など日本代表クラスを揃えて1st
ステージで優勝したもののチャンピオンシップで2ndステージ優勝のV川崎に
敗れてリーグ優勝を逃しているし、天皇杯でも95年度から始まり96年・99年・
07年度と4度もファイナル進出しながら敗れているので あと一歩が足りずに
栄光に届かないというチームだった。
しかも02年と07年度はJ2に降格という憂き目に遭い、共に1シーズンでJ2
優勝しJ1に復帰している。
予算的には決して潤沢ではないチームではあるが好選手を次々に輩出して
いるのを考えると、まさしく‘足りないのは優勝だけ’という状況だったのだが初
優勝が最も価値があるリーグ優勝だったので広島の関係者達にとって喜びも
ひとしおだろう。
個人的に広島は93年5月16日、すなわちJリーグ1年目の開幕戦を現地で
観戦しているチームなので ひいきチームではないものの気になるチームでは
あった。
余談ながら大相撲九州場所でも今日は横綱・白鵬が14日目にして23度目の
優勝を決めたのだから共に最終節or千秋楽を待たずに優勝を決めた形になる
ものの、第3者から見れば‘どちらかが次回に優勝を持ち越す方がいいのでは
・・・’と思ったりもしてしまった。