ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
09選抜高校野球・第1日
今日から春の選抜が始まった。
リニューアルされた甲子園球場は照明塔の支柱がスタンドからなくなった
り、銀傘が大きくなったりで かなり立派になった。
第1試合:金光大阪10(12回)倉敷工11
またもや倉敷工伝説
1回表に金光は3つの四死球で満塁から5番の2点タイムリーで2点を先行
すると倉敷は3番のタイムリーで1点差。
3-1から4回に金光が1番のHRで3点差にすると、その裏に倉敷も3番の
3ランで追いつく。
直後に金光は3連打で2点を勝ち越すと倉敷も2アウトランナーなしから
四球で出たランナーが盗塁して直後にタイムリーで 1点差にすると、8回に
2番が左中間に落として遂に同点。
ところが9回に2アウト3塁からショートの悪送球で勝ち越すと更に長短打
で3点をリードした。
その裏に倉敷は1アウトから四球で出塁したランナーを連打で還し2点差
にすると8番の3ベースで3たび同点。
なお1アウト3塁でセーフティースクイズを失敗した倉敷は11回にもスクイ
ズを外されサヨナラのチャンスを逃すと、12回に金光は1アウトから3ベース
で出たランナーを犠牲フライで還し10-9とする。
その裏に倉敷はノーアウトで出たランナーをバント失敗した後、バントヒット
をきっかけに連打で追いつくと、なおも2アウト1・3 塁で5番がライト前に
落として逆転サヨナラ勝ち。
倉敷工といえば49年夏にQファイナルで7-6でサヨナラ勝ちして小倉の
3連覇を阻んだ試合や、61年夏には報徳学園に0-0から11回に6点を
先行しながら その裏に追いつかれ12回にサヨナラ負けという‘逆転の報徳’
の引き立て役になった。
また前回出場した選抜では今回と同じ開幕戦で中京相手に16-15と壮絶
な死闘を演じているが、今回も再び開幕戦で凄い試合を演じたわけだ。
第2試合:中京大中京 5-1 神村学園
34年前の開幕戦の再戦再び
チーム打率No1の中京打線を神村の投手陣がいかに抑えるか。
3回裏に中京が1アウトから初ヒットで出た9番を1番の2ベースで還して
幸先よく先制するが、なお1アウト3塁でスクイズを仕掛けてフライとなり
併殺となるなど6回まで神村の左腕・小池から5安打を放ちながらライナー
ゲッツーなどで追加点が取れない。
神村も堂林から6回まで3安打を放つが4回にノーアウト1塁でバントで
1アウト2塁にチャンスを広げた以外はバントが併殺になったり、盗塁失敗
など点が入るムードではなかった。
ところが7回に1アウトから4番の大畑のHRが出てようやく同点になる。
その裏の中京は四球とヒットで作った2アウト1・2塁から9番がセンターへ
大きな打球を飛ばし、センターがグラブに当てる勝ち越し2ベースで3-1と
すると8回にも2アウトから四球と3連打でダメ押しの2点を加え5-1と快勝。
神村の小池は6回まで中京打線を抑えていたが7回以降球が高めに浮き
始め痛打を浴びた。
とはいえ打線が散発の5安打では厳しい。
中京が勝ったので2回戦は倉敷工との対戦。
34年前の開幕戦のカードで16-15で敗れた中京にとって、リベンジマッチ
となる。
さてさてどうなるか?
第3試合:光星学院 1-2 今治西
青森県勢22年ぶりの勝利は、またも おあずけ
好投手・下沖を擁して優勝候補に挙げられていた光星は2回に6番が1
アウトから2ベースで出塁し、2アウト3塁から8番のタイムリーで幸先よく
先制した。
ところが3回以降8回以外にヒットのランナーは出るものの、タイムリーが
出ず1点のまま試合は進む。
今治打線も先発左腕の六埜に4回まで1安打に抑えられていたが、 5回に
2アウト1・2塁のチャンスを掴むとエースの下沖を引きずり出す。
ここで9番がレフト前に同点タイムリーで1-1。
8回にようやく先頭打者が四球で出塁し1アウト2塁のチャンスを作るが勝ち
越せず。
迎えた9回に4番が1アウトから2塁前への内野安打で出塁し盗塁すると
2アウト1・2塁から7番がレフト前に打ち返し、2塁ランナーが判断よく還って
今治がサヨナラ勝ち。
今治の2本のタイムリーは浅い当たりだったがランナーが突っ込むと送球
が逸れてホームインという形だった。
特にサヨナラのタイムリーは完全にアウトのタイミングだっただけに3塁
手がカットする必要があったのか?
とはいえ今治の大戸が踏ん張って1点で抑えていたというのが1番の勝因
だろう。
今日の3試合はテンポがよく、2試合目と3試合目に登板した4人の投手の
球数は120球以内。
コントロールがいいので打者がファーストストライクから打ちに行った結果
だろう。
第1試合も点の取り合いで延長12回まで戦ったものの同じく両校ともファー
ストストライクから打ちに行ったので3時間以内とテンポがよかった。
やはりテンポのいい試合は楽しい。
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面白いゲームだったようですね。
9回のスクイズ、捕手が落球していたようですね。
第2試合、中京の順当な勝利。
第3試合、光星有利と思っていました。
実際、前半を観て今治苦しいなと。
ラッキーな勝利でした。
あのレフト前の打球で刺せないとは。
やはり第1試合が一番スペクタクルな面白い試合でしたよ。
倉敷工がサヨナラ勝ちしたので落球は問題にならなかったのですけどね、あれは酷いです。
光星学院の外野の肩は問題ですね。
最後のシーンはノーカットで刺せないと甲子園レベルではないですよ。