録画機のおかげで前後編作品を子供が喜ぶ事に

 BS‐11でOAされている電光超人グリッドマンは、データを見
ると25話&26話が前後編になっている。

 面白いのがサブタイトルに‘前編’‘後編’と付いている事で 96
年に始まったウルトラマンティガでも前後編モノには‘前編’
‘後編’という文字がサブタイトルに入っており、これはアニメ
版のザ・ウルトラマン以来の前後編サブタイトルになっている。

 第1期のウルトラマンではゴモラ編が、セブンではキングジョー
編やガッツ星人編に最終回が前後編でサブタイトルにも‘前編’や
‘後編’の文字が入っていた。

  ところが帰ってきたウルトラマンになるとサブタイトルに‘前編’
‘後編’の文字が入っておらず、最初の前後編グドン& ツイ
ンテール
編は通常のサブタイトルだったから次回へ続く的な形だっ
たので驚
いたのだった。

 その後シーモンス&シーゴラス編やテロチルス編にナックル星人
&ブラックキング編という4回の前後編作品全てに‘前編’‘後編’ の文
字はなかった。

 基本的に前後編モノは内容が充実して面白い一方前編のラストが
尻切れトンボ状態で終わったりするなど昔の子供達にとって前編は
不評だったし、特にビデオなどの録画機がない時代にどちらかを見
逃すと辛いものがあったので前後編モノの評判は今ひとつ。

 ただ平成に入ると録画機の普及でまとめて見る事ができたりする
ようになったので、ウルトラだけでなく平成仮面ライダーなど基本
前後編モノになっていた。

 つまり第2期の70年代前半の頃は前後編が不評だった事からサブ
タイトルに前編’‘後編’という文字をいれなくなっていたのだが、平
成に入ると録画機が完全に普及したので前後編モノの長所が目立ち
始めたという事になるのではないかと思ったりする。

 

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