浜田剛史がフジTV系で解説をするとは

 2月4日に沖縄武道館で行われたWBCフライ級タイトルマッチ
で王者の比嘉大吾は挑戦者のモイセス・フェンテスを1RでKOし
2度目の防衛に成功すると共に、浜田剛史の持つ15連続KOの日本
記録に並んだわけだが驚いたのは中継していたフジTVの解説をし
ていたのは浜田だったという事。

 とりあえず比嘉の凱旋興行だから沖縄のTV局が招聘したとも思
えるのだが、長年ボクシング中継を見ていた私にとっては以前では
考えられない事でもあった。

 浜田剛史は現役時代の所属ジムが帝拳だったので試合の中継は日
本TVだったし引退後も日本TVと帝拳が提携しているWOWOW
での解説をしており、日本TV以外では系列局である福岡放送のF
BSで越本隆志の世界戦を解説した事があるぐらい。

 それが今回はローカルかもしれないがフジTV系の解説で、しか
もゲストという肩書きなしなのだから昔からすると考えづらい事。

 最近は大相撲が一門について話題になっているがボクシングも
ムとTV局が提携しており先述したように帝拳=日本TV、協栄=
TBS、三迫=フジ、ヨネクラ=TV朝日という流れがあり解説者も
日本TV=小林弘・ファイティング原田・浜田剛史、TBS=白井義
男・具志堅用高、フジ=矢尾板貞夫・輪島功一、TV朝日=沼田義
明という形
で決まっていた。

 最近は定期番組がなくなったからか専属解説がなくなり元世界
王者達がいろんな局で解説するスタイルが定着していたわけだが、
それでも浜田のような帝拳系の解説者は日本TV&WOWOWのみ
という形になっていたのだ。

 それが大晦日のWBOフライ級タイトルマッチでは帝拳ジムの
五十嵐俊幸が挑戦者で出場した試合がTBSでOAされるなど、
プロレスでいえば藤浪辰巳が全日本プロレスの興行に出場して
日本TVが中継するような感覚になっていた。

 冷静に考えれば昭和の時代のような縛りがある方が交流を阻
害する形で決していいものではなかったので、こういった流れ
は歓迎するべきだろうとは思う。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
そうですね (ある)
2018-02-13 01:04:32
浜田剛史氏といえば日テレ・WOWOWのイメージ強いですから、フジの放送席で
語る姿には当初違和感さえ思えました。

しかし、フジTVボクシングの看板選手といえば井上尚弥(大橋)と村田諒太(帝拳)。

村田は三迫→帝拳へウルトラC的な移籍したのも、トップランクとの契約を
考えれば予定通りだったとも言えますよね。

世界へのパイプで言えば帝拳プロモーションは最も強いですし、その影響力が
TVの垣根を超えて波及した証明とも言えますね。

もちろん、いろんな選手にチャンスが訪れるのなら大歓迎ですし、比嘉大吾にも
米国進出のチャンスも与えて欲しいですね。
 
 
 
一つは (こーじ)
2018-02-13 22:35:45
>ある様
 一つは沖縄興行という事での起用だったとは思いますが、言われるようにWOWOW=帝拳ラインとの融合もあるかもしれませんね。

 もはやTV局で囲い込むというのは時代遅れだと思います。
 
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